メモすること

はっきり言って、自分の記憶力の乏しさにはうんざりしてる。1日にするべき、いろんなことの優先順位は、ちょっと考えたらわかるのだが、その項目を忘れていく。
覚えているのは、しなければならないことのベクトルの幻影だけだ。
「今日、やろうと思ってたこと、なんやったっけ」と
机の上のメモを探したり、パソコンの最近使った書類を開いてみたり、脳に記憶を探させたりもする。で、思う。
「これだけ考えても思い出せないんなら、たいしたことないんや」
ところが、どっこいたいしたことで、後でえらい目に合う。
今年から、黒ビニールの手帳を携帯している。ここに、しょうもないことから、重要秘密事項まで全てメモしてる。おかげで、やるべきことが、見えてきた。
脳に頼るより、やっぱ、黒ビニールの手帳でしょ。
「おいおい、ついに俺たちを否定してるや、おまへんか」
「考えることと、思い出すことは、違う！ちゅうねん」
「正しく記憶してもらわんと、正しくは思いだされへんのや」
「なんか、俺たちだけがアホみたいに言うけど、あんたの頭やないか」
そう、脳は私のもので、私は脳のもの。それがややこしいんや。

『Pagu Lee写真展～ナーバスとハッピーのベクトル～』開催
3月28日（月）～4月2日（土）15：00～20：00
会場：10w gallery（テンワット・ギャラリー）大阪・北浜【堺筋線北浜駅下車徒歩5分】
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大儀名分ということ

昨日も飲みに出かけた。
でも、打ち合わせを兼ねた会食なので、大義名分がある。
大義名分を辞書で引くと、「他に対してうしろめたさを感じないで、
なにかをやってのけるだけの恥ずかしくない理由」とあった。
なんと明快で潔白なわかりやすい文章なんだろう。
大儀名分を伴う行為は、なんて素敵なんだろう。
一昨日のフグぞうすいは、食べたかどうかの記憶が曖昧で、
フグに対してのうしろめたさがあった。
今回の打ち合わせを兼ねた会食では、
「昨日の話、覚えてくださってますでしょうか？」と、
同席した20代のハンサム君が、打ち合わせ部分の概要と予定をメールしてきてくれた。
大儀は立った。パーフェクト！　なんて素晴らしい大義名分体験。
「大儀は立っても、名分が他力本願やがな」
「そやけど、相当、フグぞうすいの件は悔しいみたいやな」
「他の大事なことは忘れても平気なくせに、食い物はひつこいっ」
せっかくの大義名分体験に、脳がケチつける。お黙り、脳！
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夢をみること

昨日の晩は、フグを奢ってもらった。
冷酒をやって、もう1軒、バーでジントニックを飲んだ、ような。
夜に目が醒めて、急に不安になる。
「ぞうすい、食べただろうか」
さらに、確定申告の還付金が30円しかないという悪夢をみた。
すごい名誉ある仕事を任命されて、喜んでいたら、
バッキンガム宮殿の門の横で、直立不動で立っているお仕事で、
せっかくの名誉を、どうしたらご辞退できるか悩む悪夢をみた。
「食い意地はってる割には、自分がなに食べたかもわかっとらん」
「ようこんなアホにフグ奢るわ」
「確定申告、まだしてへんのに。仕事せぇよ、ほんまに」
「仕事ためこんでるから、悪夢みるんじゃ」
「ぞうすい食べたかどうかで、うなされとる。アホくさっ」
今日は頭がボ～として、全面ナーバス。
怒るな脳。ぞうすいは重要だ。
「自分の性格を考えたら、ぞうすい、食べてへんわけないやろ。
忘れてるだけや。もったいなぁ～」
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習慣ということ

先日、焼鳥屋さんに行った。
いつも行く常連のお店もあるのだが、お金が乏しく、
カードが使えるお店にすることにした。
メニューを聞きにきた兄ちゃんに、
「肝入りのお刺身盛り合わせと、皮の大盛り、ほんで・・・」
と、オーダーをしたが、兄ちゃんがいちいちクレームをつける。
「お刺身は、モモのタタキになりますが。皮は串に刺したものでいいですか」
「えっ、メニュー、変わったん。そんでもいいよ・・・」
常連ぶって、えらそうにメニューをいいつけた後で、気が付いた。
店が違う。そうや、違う店に来たんや。
「あ～の～、ゴメンナサイ、お店間違えてました。すみません。申し訳ないです。
メニュー見て、決めます。お手数かけます」
習慣とは、なんと恐ろしい勘違いの源泉であろうか。
【焼き鳥】イコール【あの店】という公式がインプットされていたのだ。
脳よ、今回はあんたの負けざんしょ。
「なにを言うてる、おたんこなす！と言いたいな」
「勝手にインプットしたんは、あんたやがな」
「だいたい、店の内装が違う、店の兄ちゃんが違うで、わからんかぁ～。
なにが、【常連の店】イコール【あの店】や」
「あんたに常連にされた店が、気の毒や。今回もご愁傷様」
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間違いすぎなこと

なんということだ。
徳島のズガニたちは、まだ成仏していなかったのだ。
「ズガニの宴」に参加した友達が、「ナーバスのベクトル」を
読んで、下記のようなメールが来た。
闇鍋メンバーとしての使命？いちいち、いちいち修正してさしあげます。
「モズクガニ」ではなく、「モクズガニ」です。はい。
ビジュアルの方がいいですか？藻屑ガニ？
ひぇ～～。真実は「モクズガニ」。なんという失態。なんという記憶回路。
「アタチたちのこと、やっと理解してくれたみたい」
「無理矢理、成仏させられてもなぁ。かなん人や、ほんまに」
「私ら、こんなんと毎日つきあってますねん」
「そら大変やわ、ご愁傷さまです。わてらは、徳島、帰りますわ」
脳とズガニの霊は、なにかを共有したようだ。
立ち直れないくらい、ナーバス。　　　　　［人気blogランキング］

体によくないこと

昨日食べた残りもののカキごはんに、少し無理があったのかもしれない。お腹がゴロゴロして、いつもより調子よくトイレに流される。
ひどい二日酔いで、快調に吐き続けると、体内の不純物が全て出た感じで、しんどいけど、どこか爽快感がある。あの、からっぽの爽快感と同じだ。
メキシコに1ヶ月行っていた友達は、生水を飲むと、確実にお腹を下すので、飲み物の氷の溶け具合を微妙に調整して、生水を便秘薬として活用していたそうだ。
唐辛子が肌にいいことを、テレビで検証していた。辛いという嫌なものが体に入ることで、それに対しての免疫機能が活発になり、汗と皮脂の分布が増え、肌に潤いを与えるらしい。
安全で安心で、体にやさしいものを食べたり飲んだりするだけでなく、時には体に毒と感じるものを入れて、刺激を与えことも大切なのだ。
「今度はテレビの受け入りやわ。ほんま、賞味期限きれたモノ食べるの、やめてほしいわ」
「健康ブームやいうて、あれ食べろ、これ食べろ、それを飲めと言うてはるけど、
そんなら、日本の人全員、健康で細くてお肌ツルツルになってな、おかしいやん」
「ほんまや、ダイエットや健康は、ブームにするもんちゃう」
過剰労働の胃腸たちが嘆く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　［人気blogランキング］