NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

二宮町総合防災訓練

2011年08月21日 | 二宮町商工会の紹介
今日は、二宮町総合防災訓練が実施されました。

これまでは、指定された訓練会場に関係機関が集まり、デモンストレーション的に訓練を実施していましたが、今回は東日本大震災の教訓を活かして、町内に所在する企業や各種団体の初動対応力を高めるとともに、組織内部の連携体制を検証することを主眼に置いた訓練です。

<想定>
平成23年8月21日の午前9時頃、神奈川県西部地域を震源域とする震度6強の地震が発生し、相模湾一帯には大津波警報が発令された。

<地震規模>
震度6強 M7
津波発生 相模湾最大8m 二宮町6m 到達時間10分

<被害規模>
建物被害  全壊200棟 半壊1,070棟 床上浸水50棟
人的被害  死者140人 重症970人 軽傷2,460人
ライフライン被害 電気・ガス・水道・通信設備断絶 全町規模

午前9時に防災行政無線により、緊急地震速報と大津波警報発令が放送されました。

二宮町商工会の訓練内容は、次のとおりでした。
①被災回避訓練(来客と職員の身の安全を図った後に、建物の被害状況を確認)
②役員への情報伝達訓練
③工業団地や商店街の被害状況確認訓練
④町災害対策本部からの照会に対して、被害状況等の報告訓練

商工会としては、事前に想定した通り混乱なく訓練を実施しましたが、幾つかの課題も浮かび上がってきました。

その1 実際に災害が起きた場合には、電話での情報伝達が不可能になると思われる。
その2 被害状況の確認などは、二次災害に遭わないように慎重を期す必要がある。

今日の訓練を行う中で、「予め、発災から3日目位までの時系列のシュミレーションを作っておく必要がある」ことを確認できたことが、一つの成果だと思います。


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