azusa flutter

ayami yasuyhoのダンサー・栃本あずさが時々思ったオモイ。

奈良2017

2017-04-27 | 思うこと
ずいぶん前になりますが、今年の2月に大阪・奈良の旅に出かけました。

1月の東京公演のためゆっくりとお正月も取ってなかったので、今年の初詣もかねて大仏さんを見に行くことにしました。

奈良に行く前に大阪の釜ヶ崎のゲストハウス、ココルームさんで2泊して、休みなく活動して疲れた心と身体をゆったりさせ、

そして奈良の大仏を見に行きました。

奈良の大仏さんは確か小学校の修学旅行以来です。

奈良に到着し、大仏殿までテクテク歩いていくと、当たり前ですが鹿がたくさんいました。

鹿のキョトンした真っ黒な目に癒され大興奮!!

本当にかわいい!!

そうしながら奈良の静けさに溶け込み、時間の流れも忘れ大仏殿に到着。

こんなに大きかったのか!!と思うほど、建物が大きくこれまた大興奮!!しました。

大仏さんの大きさ、偉大さ、当時の人々の祈りを肌で感じながら大仏さんの傍で身体が落ち着きを持ち始めました。

傍にいるとひんやりとした空気の中に信じることの強さ。みたいなものを感じました。

信じること。

身体も心も公演の度に身を削り踊った私は、ふと気が付けば意欲も願いも信じることも見失っていました。

何を信じ生きてるのだろう。どう生きていけばよいのだろう。

そんな抜け殻になっていました。

大仏さんの優しい感覚、何もかも包んでくれそうな偉大さ。そして祈ること、信じることをまた始めなさい。と、

優しく教えてくれる。

私の呼吸は息をすることを忘れていたことを思い出させてくれるかのように、呼吸をし始め、息をする。

視野が広がり、目に見えるものが優しい太陽の光に包まれ、幸せに思う。

踊ること。作品と向かい合うことがどんなに過酷な事なのかと思う。

そしてまた立ち向かうことが出来るのか?踊ることが出来るのか?

私の踊りたい気持ちは身体の中でずっと燃え続けていることを感じる。









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