僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.1325【 懺 悔 】

2017-05-26 09:50:02 | 
   懺 悔

      にのみや あきら


何も悪事を
働いていないのに
懺悔
どこかの宗教の教えでは
人間は生まれながらにして
罪を背負っている
と決めつけている
とんでもない
先祖代々
悪いことはして来ていない
清く正しく実直に生きて来ている
それが証拠に
今までバチが当たったことが           ない
それでも懺悔を
しなくてはならないのか
それはおかしい
悪事を働いていないのに
神仏へ告白しなくては
ならないなんて
間尺に合わない話だ
神様って
そんなに偉いのか
姿が見えないのに
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僕の詩集No.1324【 人 道 】

2017-05-25 09:50:07 | 
   人 道

      にのみや あきら


人道とは
辞書によると
『人として守り行うべき道』
となっている
人としてだから
当然 悪事はいけない
人として守り行うことが出来ないから
人間は罪を背負う
どんな些細な悪事でも
悪事は悪事
やってはいけない
人の道に反する
人の道を侵す
人道を守っていれば
世の中
争いも悲劇もなくなる
人道主義者は
なんて素晴らしい存在だろう
人道主義者が
多ければ多いいほど
世の中
平和になる
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僕の詩集No.1323【 壊 滅 】

2017-05-24 09:50:01 | 
   壊 滅

      にのみや あきら


歓迎されない言葉
人生がこうなったら
悲惨もいいとこ
この上ない不幸だ
積み上げてきた人生が
壊れてなくなってしまうのだから
失望しか残らない
決して
そんな事態にはならないよう
心掛けなければならない
何のために生きて来たのか
分からなくなってしまう
害のある動物が
壊滅するのならともかく
人間に関して
壊滅なんてとんでもない
言葉と一緒に
この世から追放してしまおう
人間には縁のない言葉にしたい
人は蟠りなく生き抜きたいのだ
壊滅など
決して好んでいない
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僕の詩集No.1322【 ある老人へ ( 2 ) 】

2017-05-23 09:50:02 | 
  ある老人へ ( 2 )

        にのみや あきら


年を取ると
あっちこっちが痛くなる
あそこが痛い
ここが痛い
困ったものだ
我慢できないのか
それができないのだ
口に出して助けを求める
それで癒されればいいが
そうはいかない
聞かされる方も
たまったものではない
身体の衰えは
どうにもならない
人間の
生きる苦しみの
一つだ
人間の
宿命だ
根性を据えて
諦めるしかない
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僕の詩集No.1321【 夢 幻 】

2017-05-22 09:50:04 | 
   夢 幻

      にのみや あきら


夢は実現性あるから
いいが
幻は嫌だ
存在しないものを
期待しても
追いかけても
徒労に尽きる
どうしてこんな
相反する熟語が
できたのだろう
神は
相反するものを
抱き合わせて
人間を
困らせようとしたのか
もっと他に
方法があったはずだ
神はおかしい
こんなことで
人間を迷わせようと
するなんて
人間は
無限に
怒るぞ
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