人 間 ( 59 )
にのみや あきら
人間のはっきりした有り様は
二つしかない
生まれてくる時と
死んで行く時
それ以外の時間は
特に際立った事もなく
流されて生きているのが
人間の姿
人間はその無為な時間の中で
足搔きもがき迷う
流された時間の中では
何をしていたかしてきたか
分らないのが人間の日常
そして何をすることも出来ず
ただ何かに縛られた感じで
生きてしまう
人間の人生は
価値がなく空虚だ
にのみや あきら
人間のはっきりした有り様は
二つしかない
生まれてくる時と
死んで行く時
それ以外の時間は
特に際立った事もなく
流されて生きているのが
人間の姿
人間はその無為な時間の中で
足搔きもがき迷う
流された時間の中では
何をしていたかしてきたか
分らないのが人間の日常
そして何をすることも出来ず
ただ何かに縛られた感じで
生きてしまう
人間の人生は
価値がなく空虚だ