ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

 紫陽花(あじさい)特集 その2  話しは生物多様性のこと 続きです。

2024年06月09日 | 自然 花 写真

( 高知市の近く 香南市にある 野市あじさい街道。 30年ほど前から植えられたとか )

 

今 熊の被害が多くあって問題になっています。

クマと地域の付き合い方について ある生態学者の新聞投書があった。 北海道知床半島は国立公園 国指定鳥獣保護区 

世界自然遺産に選定されている地域。そこにヒグマが400~500頭生息している。市街地の一つ斜里町ウトロでは街の周囲が

電気柵で囲まれ ヒグマ出没があった場合 リアルタイムで出没情報がメール配信される。昨年、市街地出没はとても多く 

エサとなる堅果類が減少 夏から秋に来る樺太マスの遡上も少なかったのが 原因とも言われる。

 

知床国立公園は年間170万人もの観光客が訪れる。地上遊歩道は有料でかつ入場制限がされ 事前のレクチャーを受講する

コースとなっている。ヒグマの生態や出没情報 注意事項を学んだ上の散策である。相手を正しく知り 適度の距離感を

保つことが大切とされる。興味本位のエサ遣りが人をもクマをも殺す結果になると言われるが クマは雑食性で各季節、

手に入りやすい物を食べる。エサを貰うと味を覚え 人に慣れて徐々に大胆に行動するようになる。結果的に人々の住む

地域に現れ 人身事故を引き起こし ヒグマの『人為死亡率』も高めることになっている。

 

ある識者のこんな問いかけがあった。クマと自動車 どちらが恐い !? 大昔はクマが ライオンが人々を襲った。海では

サメが シャチが人間を襲った。今は逆である。人々は昔の経験が刷り込まれ クマを恐いと言うが 現代においては自動車が

多くの人々を殺している。自動車がクマを殺す場合もある。人間によって殺処分される野生動物は多い。 クマの方が人間を

恐れている・・。現代では自動車の方が遙かに恐いのだ・・。

 

私たちの思考の中に 人間中心主義がはびこっています。 今人類は地球を支配している王様です。王様は何でも出来ます。

それは他の動植物を軽視し 無視することです。5万年前、人類の一種類だけが生き残り ホモ・サピエンス(賢い人)と

自らよんで地球の支配者になった。昔サバンナに生きる仲間だった動物を含め 他の動物や植物をも支配し 彼らの生息地を

どんどん奪っていった。コロナ禍はそれに対する病原菌の抵抗或いは人間世界への拡散ではなかったか ?と今思っています。


                         
私の見た映画『猿の惑星』もそれを前提にしています。地球は人類の為にあり 他の動植物も家畜もペットも人類に仕える

生き物に過ぎない・・と思い込んでいた人類が 生息地を破壊された微生物の報復で 致死率の高い猿インフルエンザに感染、

瞬く間にパンデミックを引き起こし 社会は崩壊 知能を失い退化し 滅亡へ追い込まれた今から300年後の世界・・・が

描かれる。 わずか300年後の世界です・・。


現在でもAIに頼り デジタルが高度に発達した文明社会に生きている人類も 動物であることに変わりはなく 生態系を離れ

たり 他の生物の恵みを離れては生きていけないのは 昔の野生動物当時と変わっていません。この太陽系の中で 温暖化した

地球のこの1万年の恵み(自然の恩恵)によって 私たちは奇跡的に生態系の頂点にいます。その辺りを謙虚に考え 生態系を

重んじ 共存・共生の生物多様性を大切にしてこそ 持続可能な人類世界の未来があると思います。

 

1km程の土手に19000株の紫陽花が咲いています。 今が見頃のようです。

ガクアジサイ。

どうやら 渦アジサイ。

この写真でも分かる通り 紫陽花にも 色々な花があります。

白からピンクに変わるアジサイです。

20年程前の小学生の作品。 今は水も濁っていて (雨のせいか ?) 蛍は??

一つ一つの花もきれいですが 集まって咲くのも見事です。

この花は もっと詰まって咲いています。

最初は白か薄い黄色が 徐々に青くなっていくようです。

花も色々な形があるようです。

アナベルです。 土田さんが好きな花でしたね・・。

赤いガクの内側が本当の花ですが 進化して昆虫たちを誘っているんですね・・。

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする