舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

生活リズムの乱れと、演劇と距離を置いてからの一年間と、鬱の時でも食べられる料理について。

2018-02-25 22:34:52 | Weblog
2/23(金)に、一ヶ月ぶりに精神科の通院に行って来ました。



ちょうど一ヶ月前の通院では、主に生活習慣の乱れについて相談をしていました。
眠れぬ夜は体内時計の乱れのせい。



前回の通院の時、僕は主治医に1ヶ月分の生活リズムの記録(大体の起床と就寝の時刻と睡眠時間)のメモを提出したことで、ここ一年以上ずっと悩んでいる問題が少しだけ前進した感じがしました。
と言う訳で、今回も同じようにメモを提出したのですが、前回のメモと今回の話で大体の症状が分かったので、今回は提出しなくても大丈夫になりました。

主治医は最初、睡眠のリズムが遅くなっていくのは「睡眠相後退症候群」の疑いもあるかも知れないと言っていたのですが、どうやらその心配はなく、単純に夜更かしが続いたことで生活リズムが乱れてしまうありがちな症状だそうです。
で、実際にこれを治していくのは、難しいかも知れなくても、毎日の起床と就寝の時間を少しずつ気を付けていくしかないそうなのです。



その後のカウンセリングでは、主治医から言われたことをカウンセラーに話しつつ、具体的にどういうことがあったのかをより詳しく話していきました。
要するに僕の症状は、前とまったく変わっていなくて、夜になってもパソコンでやりたいことがあったりして夜更かししてしまうことと、やる気が出ないと一日中寝ていてしまうことなんですが、やはりこういう生活習慣が良くないらしいのです。

と言うのも、人間は夜から朝にかけてが最も良質な睡眠をとれる時間帯であるため、生活リズムが乱れていくと、徐々に睡眠の質が落ちていくそうなのです。
そして、睡眠の質が落ちていくと、寝ても寝ても疲れが取れなくなるため、ますます寝続けてしまい、さらなる生活リズムの乱れに繋がるという悪循環が起こるそうなのです。



これを止めるのは、やっぱり自分で意識的に気を付けていくしかないらしいのですが、生活リズムが乱れてくると、肉体だけでなく精神的に疲れやすくなってしまうので、そういうやる気が出ないという問題もあるのです。
つまり、自分の生活リズムを整えていくのはかなり前途多難なわけですが、取り敢えず薬をもらって帰ってきました。



ところで、先程生活リズムが乱れてくると精神的にも疲れやすくなってきたと書きましたが、一年前にバイトをやめた時と比べても、さらに疲れやすくなってしまったような気がします。
ちょうど一年前、それまで比較的、安定して通えていたバイトに徐々に行く気力がなくなってしまい、最終的にやめるという結論を出しました。

バイトをしていた時は、徐々に自分の中で働くことが安定していけば、仕事に対する負担も徐々になくなり、生活もどんどん自由になっていくんじゃないかと期待していました。
しかし、それでも普通にバイトに通うことさえ出来なくなってしまった以上、ひとまず当面の人生の目標を、「安定した生活をして働くこと」だけに決めました。

そして、それ以外のことは出来るだけ頑張らないように心掛ける必要があると思いました。
そのための具体的な方法として、ひとまずそれまで自分の中の主な趣味であった演劇(出演だけでなく、観劇も含む)を封印することにしたのです。



その時のことはここに書いてあります。
やや真面目な話、俺の病気の現状とその原因と対策について。



演劇を意識的に封印したことは、自分にとってすごくいい効果を生みました。
と言うのも、当時は気付いていなかったのですが、いざ演劇から距離を置いてみると、結構無理して演劇と付き合ったり、そこまで観たいわけではない演劇を頑張って観たりしていたという発見があったのです。

そういう、苦手な演劇から距離を置いたことで、精神的にも体力的にも時間的にも金銭的にも非常に大きな余裕が生まれ、その分の時間を有効に使えるようになったと思うのです。
演劇以外で、映画やラジオに出演させてもらったり、月刊ウインドにレポートを書かせてもらったり、新しい世界との出会いがあったことは自信にも繋がりました。

他には、新潟で「生きづらさを抱えた人間賛歌」というイベントを行ったことは、ある意味演劇以上に頑張ったことでしたが、自分の中では演劇以上に強い目的を持って出来たことだったので、その分、達成感もあったし、成長したとも思えました。
(とは言え、逆に、完全に人付き合いでそこまで興味のない演劇を観に行ったことは何度かありましたが、やっぱり面白くなかったし、その度に体調が悪くなったので、やっぱり今の自分にとっては、本当にやりたいこと以外はやる必要ないんだなと実感しました。)



そして気付けば、あの記事を書いてから一年が経過していました。
この一年間で、生活リズムの乱れはまったく治らず、寧ろ悪化しているのですが、演劇を封印したことで気持ちに余裕が生まれたり新たな楽しさに出会ったりもしたので引きこもることも減ったという、まあなんというか、プラマイゼロといった感じの、相変わらずの日々を送っているわけです。

そんなある日、2/25(日)に、りゅーとぴあでハイバイという劇団の「ヒッキー・ソトニデテミターノ」という演劇が上演されることになり、観るべきか観ないべきかをだいぶ悩みました。
と言うのも、これは「ヒッキー・カンクーントルネード」という演劇の続編であり、そちらは非常に面白かったので、その続編なら観てもいいかなと思ったのです。

しかし、結果的に言うと、あまり面白くなかった、と言うか、だんだん観ているのが苦痛になってきたのです。
演劇の内容が前作より難解になっていたために頭が疲れたためか、演出が複雑で小難しいという僕の苦手なタイプの演劇だったためか、劇場のお客さんの雰囲気がなんか気持ち悪かったためか、りゅーとぴあという会場で昔あった演劇の嫌な思い出を思い出してしまったためかは、よく分かりませんが、とにかく僕は観劇中に気持ち悪くなってしまったので、途中で観劇をやめて帰って来てしまったのです。

ただ一つ言えるのは、やっぱり会場が新潟だからというのが僕の中では大きいと思うんですよね。
別に演劇という文化そのものが嫌いなわけではないんですが(色々思うところはあっても)、僕にとってはやっぱり「新潟の演劇の界隈」というものが苦手なんですよね。

いや、ハイバイは新潟の劇団じゃないから、とも思ったのですけど、やっぱり客席の雰囲気とかも全部含めた、「新潟の演劇」が苦手な気がするんですよね。
ちなみに、この「新潟の演劇」がどうして苦手なのか、という問題に関しては、少し自分なりの仮説があるのですが、長くなるのでまあいつかどこかで書けたら書くとして、今は割愛します。



とにかく、そんなことを考えていたら、本気で気持ち悪くなってきたので、帰るなりすぐに寝込んでしまい、新潟演劇関係者のSNSアカウントのフォローを積極的に外していきました。
そんなことをしているうちに、気付けばまだ夕方だというのに眠ってしまっていて、起きたのは20時過ぎでした。





それにしても、カレーは鬱状態の時でも美味しく食べられるからいい料理ですよね。
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