アナーキー小池の反体制日記

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#2384 大ズモー7月場所を終えて(下)

2017年07月26日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
ボクが始めて大ズモーをテレビで観たのは、今から50数年前です。
その頃の横綱は栃錦と若乃花(初代)でした。
栃若時代と言われ、大いに盛り上がっていたのを今でも覚えています。
栃若とも当時としては小柄でした。
栃錦の体重は100kgで若乃花は107kgだったのです。
今時そんな軽い幕内のスモー取りはいません。
あの軽量横綱と呼ばれる日馬富士ですら137kgあるのです。

ケガは土俵で治せ!って格言が通用していたのは、スモー取りが今より随分小さい時分です。
100kg~120kgのスモー取りと、今の様な150kgが標準的なスモー取りでは、次元の違うスモーです。
昔のスモーと今のスモーは、異なるスポーツです。

昔はケガは土俵で治せたけど、今は土俵でケガが治せるワケが無いのです。
対戦しての圧力は昔とは桁違いに大きいのです。
ケガはじっくり療養して、きちんと治さなければスモー取り人生を失います。
スモー界にもスポーツドクターが必要な時代なんです。
精神力を説く時代はとうに終わっています。

・・・
話は変わりますが、スモー取りの身長も変りました。
昔は190cm以上あるスモー取りは、巨人症扱いでした。
今では、190cm以上は当たり前、200cm以上のスモー取りもいるのです。
そして彼らは、全然フツーの人なんです。

隔世の感を覚えています。

・・・
隔世の感を覚えるのだけど、スモー界の現状は50年前と何ら変わっていません。
古い因習の元、存在しています。

横綱審議会なるものがあります。
昨日その横審が、横綱白鵬の張り手に対し文句を言っているのです。
何のことはない、張り手を禁じ手をすればいいだけなのに、です。
横綱の品位を説いているんだけど、あのチンピラ朝青龍を横綱にしておいて、何を言うのか?と不快に思います。

大ズモーを観ていて一番面白くなく感じることは、へなまずるい立会いをするスモー取りが結構いることです。
行司にスタート用ピストルを持たせ、その号砲で始めるようにした方がいいと思います。
どうせ行事はお飾りなんだから。

大ズモーを特別視せず、スモー界の改革が必要です。
大ズモー7月場所を終えてシリーズを終えます。
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