アナーキー小池の反体制日記

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#745 ”脱原発”考 (下)

2011年07月17日 | ボクの思い・信条・理念
ヒトは農耕を始めたことによる食糧増産で頭数を増し、化石燃料のエネルギーの利用により一層の個体数増加が成されました。
しかし、個体数が増加すると、より多くの増加を図って新たな手法を編み出しました。
食物増産は遺伝子組み換え食物の開発です。そしてエネルギーは核兵器から原発を開発しエネルギー源の確保です。

放って置いたら人口増と食料・エネルギー増のいたちごっこです。
限られた地球の大きさを考えると、もうヒトは頭数を増やすことを止めなければなりません。
頭数を増やさないどころか、100年か200年前の頭数に減らさなければなりません。(本当は数千年前の狩猟採取時代の頭数がグッドです。ちなみに千年前に地球上で2億頭、2百年前10億、百年前16億、現在70億頭です。)

・・・
原発をなくしたらエネルギー危機になるとの論評が政財界から聞こえてきます。
政財界が原発推進を図ったのですから当然です。
ボクは強固な反原発主義ですが、今ある原発は寿命が尽きるまで稼動させるべきと考えます。
明らかに危険と思われる浜岡原発とか、愛媛の伊方原発などは再検証をして稼動の可否を決するのがいいと思います。

原発は絶対危険なのです。
ですから、すぐに全炉を廃止するのが正しいのです。
でもすぐに全炉を廃止すると大きな混乱が生じるのが目に見えています。
今まで絶対安全といって運転していました。危険さの確率の問題です。
浜岡はこの2,30年に大地震の発生する確率が数十%と極めて高いものがあります。このような類のケースは停止すべきです。

危険性の低い原発は原子炉の寿命が来るまで稼動させなければなりません。
原発を受け入れ、見返りに恩恵を受けた地域の義務です。

原発建設には膨大な資源とエネルギーを費やしています。
多少危険性があっても我慢して、もとを取らなければなりません。今まで通りですので、我慢できないはずがありません。

全ての原発が廃炉になるこの10数年の間に新エネルギーの開拓と節電の工夫をしなければなりません。
原発による電気料が高いものにつくことがやっと最近知られるようになりました。
採算性に難があるとされてきた太陽光や風力だって立ち向かえます。電気料の値上げは致し方ありません、原発電気料が不当に抑えられていただけなのです。

・・・
前回から長々と私見を述べましたが、まとめると以下のとおり単純です。
原発は新規には造りません。今ある原発のうち、危険性の高いものを除いて継続させます。寿命(耐用年数)が来たら、廃炉します。
その間に再生可能エネルギーの開拓を行い、節電生活に努めます。
そして、人口の減少に取り組む、これしかありません。
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