アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1273 処世訓(下)

2013年09月11日 | ボクの思い・信条・理念
前回の続きです。
ボクの処世訓第4弾”君子豹変(ひょうへん)せよ"です。
前回の処世訓で、体制べったりが世を渡る上で都合がいいことを記しました。
ところがその君子、いとも簡単に豹変することがあるんです。

何度かこの場に記しましたが・・・その豹変振りに驚嘆したものです。
前回、このマチの保守層に2派があり、おのおのが対立しており、市役所はその1派の牙城である事を記しました。

もう十年ほど前でしょうか?、対立する派のドンが商工会議所の会頭になったのです。
このマチのような田舎町では商工会議所会頭は結構、力を持つものなのです。
会頭がウンと言わなければ物事が進まないこともあるんです。

その時です、市長始め副市長や多くの部課長かいっせいに会頭詣(もう)でをはじめたのです。
あれほど対立していた派のドンにです。

ボクはびっくり仰天したのと同時に、なんと節操に欠ける人たちなのだろうと強い不快感を覚えました。
こいつ等いったい、恥を知らないのだろうか、とも思ったものです。
変節も皆で行えば怖くない、ということなのでしょうか。

でも、これって君子の間では当たり前のようです。
うまく処世をするためには、豹変もありなんです。

・・・
それから何年も経ちます。
豹変した者たちの中には、かっての反対派の企業グループに再就職した者もいます。
反対の急先鋒だったのが、平気な顔でその企業グループに勤めていることに、不快感を覚えます。

処世訓は人生訓とは違います。
厚かましく世を渡った先人の浅智恵です。
ボクはそんなにしてまで生きていたくはないと思うのですが、人それぞれですので、それぞれを尊重します。



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