アナーキー小池の反体制日記

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#1424 除菌

2014年03月18日 | ボクの健康
近年、衣類だとか食器だとか口の中などの除菌のコマーシャルが姦(かしま)しいのです。
過度の除菌は人類を滅亡させるなどと警鐘も鳴らされていますが、大衆の除菌人気はますます盛んです。

人気に煽(あお)られボクも、除菌しちゃいました。
胃の中を除菌したのです。
昨年末にピロリ菌除去の薬を飲み、先日ようやく除菌が成されたことが判明しました。

胃の中は口から流れ込んだ食物を溶かすための胃液が表面を覆っていますが、その主成分は塩酸です。
強酸性ですので、従来は細菌が生息できない環境と考えられていました。
ところがどのような環境にも生物は生息するのです。
胃の中の細菌は発見されてまだ30年です。
そしてその細菌には、ヘリコバクター・ピロリと名がつきました。
一般にピロリ菌と呼ばれます。
ピロリとの語感からでしょうか、かわいらしさが先立ちますが、名に似合わず凶悪なのです。

この細菌、発見して30年しか経っていないのに、研究の成果が早くから出ています。
胃炎や胃潰瘍や十二指腸潰瘍はもとより、胃癌の原因となることが明らかになったのです。
細菌の中で、癌(がん)の原因と成りうることが明らかになっている、唯一の病原体なのです。

日本人の半数以上にピロリ菌感染が認められるそうですが、若い人は20%、年寄りは80%もの感染者が存在するとのこと、すなわち、生活環境の影響が大きいようです。
ボクは終戦直後の衛生環境の悪い時代を過ごしていますので、当然ながら感染者でした。
一昔前、日本人は胃癌が多いと言われていました。
しょっぱいタクアンばかり食べているから、なんて欧米人から揶揄されていましたが、ピロリ菌感染のせいだったのかもしれません。

数年前に胃の内視鏡検査の際、ポリープを検査しピロリ菌の感染を知りました。
すぐに除菌を勧められましたが、面倒なので放っておきました。
なぜか昨年末に思い出して除菌をした次第なのですが、これで胃癌の心配なく百まで生きそうです。

感染の確認は簡単にできます。
風船を膨らませて、中の呼気を分析するだけでわかるのです。
感染していたら1週間薬を飲むだけです。
除染が行われたかの確認も風船を膨らませるだけです。

まだ検査を受けていないあなた、直ちに検査して、感染していたら除染して、百歳まで生きてください。
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