アナーキー小池の反体制日記

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#4082 母 甲子 続編(3)

2022年04月27日 | ボクのルーツ

ボクはこのブログで公言してるとおり無神論者です。宗教には否定的な思いを抱いています。

母がこの地に来た19年前に、この地の浄土真宗西本願系のお寺にお経を読んでもらうよう頼みました。母の持ち物に仏壇があったからです。ボクの父が亡くなった際、購入したものです。

父はけっこう熱心な仏教徒でした。父の両親も熱心な門徒衆で、ボクが記憶している祖母は、虫も殺してはいけない、と言い実践していました。父は郷里の西本願寺系のお寺の門徒として、晩年よくお寺を訪れていたようです。

母はそれほど宗教に関心は無かったようなんだけど、何の疑問も抱かず、父の葬儀には坊さんを呼び、その後、仏壇を購入しました。日本国中、今もそんなのが当たり前の世界なんです。

ボクはちょと迷ったけど、母の葬儀は仏式にしました。ボクの兄弟や親戚の手前を考慮したのです。

なもんだから、仏壇はボクの家に来ることになりました。四十九日やお彼岸にお坊さんがお経をあげに来てくれます。

浄土真宗系のお寺で良かった、思います。教祖の親鸞は、当時の既存仏教を批判しました。やたら面倒なしきたりを強(し)い信者を苦しまている、と。親鸞は生前どんな悪行をなした者でも、死ぬ前に“南無阿弥陀仏”と唱えるだけで、冥途に行ける、と言っています。

そもそも亡くなった者が49日間も現世と冥途をさまようなんて考えるのがナンセンスで、亡くなったら皆ただちに冥途に行くもんなんだ、と主張します。なもんだから本来の浄土真宗系のお寺は四十九日法要などしないものなんだそうです。

ただ他の宗派が皆四十九日法要をするものだから、遺族からの依頼がある場合が多く、その場合はお経をあげに来るのだそうです。どこのお寺も経営難ですから、依頼されたら従うのは当たり前です。

続きます。

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