アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1064 大往生

2012年09月17日 | ボクのルーツ
前々回記しました伯母のことで、思いついたことがあります。
92才で亡くなったのですが、老衰です。
何の病名も付かず入院し、数ヵ月後亡くなりましたが、死亡診断書には呼吸不全とあったそうです。
これって結局、老衰なんだと思います。

昨年11月に会っています。
自分で歩き、トイレも自分でし、話も自然にできました。
忘れることが多くなり病院へ連れて検査をしたのだけど、認知症でなく、老化だといわれたそうです。
ボクが行ってまもなく、動くことを億劫がりだし、食が細くなりだしたのだそうです。
そのうち寝たきりになり、水も飲まなくなったのだそうです。

・・・
昔はそのまま自宅に置いて、一応かかりつけの医師を呼び、「そろそろ寿命ですね」と言われ、親戚縁者を呼び、呼吸しなくなるのを見守ったものなのでしょう。
亡くなると、「大往生だった」と言いあい、葬儀の準備に入ったものだったのだと思います。
昭和30年代後半から40年頃に亡くなったボクの祖父や祖母は、そのように亡くなったと覚えがあります。

今はそうはいきません。
おかしいと思うんだけど、病院に入院させ点滴や”いろう”で寿命を長らせます。
肉体として寿命が尽きたのに、ただ心臓を止まらなくするのです。

・・・
伯母の場合はほんの数ヵ月の延命だったようです。
せいぜいこのくらいの延命でいいのです。
本人の尊厳を守るため、長期の延命はいけません。
何十年ぶりかで、老衰死に出会ったような気がします。
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