＃1819 狸小路電停

昨日、札幌市の路面電車に狸小路（たぬきこうじ）電停が復活しました。
懐かしい思いがします。
ずっと昔、札幌市の街中を路面電車が走り回っていました。
どこに行くにもたいてい、路面電車で済ませ、その先は歩いたものです。
北は麻生から西の丸山、南東の豊平、唯一残っている山鼻など街の中はどこにでも行けたのです。

札幌オリンピックがあって、状況が一変しました。
地下鉄ができたのです。
北24条から真駒内間の南北腺だけでしたが、そのスピードに驚いた記憶が残っています。
その代わり、路面電車が山鼻腺を残しみな廃止されました。
路面電車の代わりにバスが運行されましたが、大変不便を感じたものです。

残った山鼻腺の駅前通り部分を廃止するのには、大きな議論がありました。
札幌市のメインストリートに古臭くのろのろした路面電車は似合わない！って意見が勝ったのでしょう。
大通りからすすきの間の、可笑しな形で残ったのです。
まぁ、すべて廃止しなかっただけましだったのかもしれません。

18歳で田舎から札幌に行き、路面電車網に驚きました。
札幌駅からグランドホテル前、大通り、狸小路、そしてすすきのへ出ます。
たった4年間しか札幌にいなかったけど、その間に札幌オリンピックがあり、地下鉄が出来、路面電車が廃止され、正に激動の時代を過ごしました。

一度無くなってしまっていた電停の”狸小路”復活の報を聞き、遠い昔を思い起こしています。