アナーキー小池の反体制日記

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#1768 VW排ガス規制不正事件

2015年10月23日 | 犯罪と防犯と審判
今世界中を驚かせているハレンチな犯罪は、VW排ガス規制不正事件です。
過失ではなく、ただの不正でもなく、立派な詐欺です。
そんな立派な詐欺をやっちゃったのが、ドイツの世界的カーメーカーのVW(フォルクスワーゲン)だったものだから、吃驚仰天(びっくりぎょうてん)なのです。
VWは今年の自動車販売数が世界一になろうともすると聞く、有力で優良な企業だとばっかり思っていました。

先月VWのディーゼル車が、排出ガス規制をごまかし規制値を大幅に上回っている排ガスを撒き散らしていることが明らかにされました。
該当するたくさんの車が世界中に出回っているため、世界中の人の健康への被害は計り知れないものがあります。

先月アメリカの環境保護庁は、VWがアメリカの自動車排出ガス規制をクリアするため、ディーゼル自動車に不正なソフトウェアを搭載していたと発表しました。
このソフトウェアは、試験であることを自動検知し、排気ガスをコントロールする機能をフル稼働し有害物質の量が大幅に減るように仕組んでいたのです。
しかし自動車が通常走行する場合は、環境基準のなんと40倍に上る窒素酸化物の有害物質を撒き散らしていました。
このように試験だけをクリアする機能は無効化装置と呼ばれ、アメリカでは違法です。
通常走行でも規制に適合するようソフトウェアを正常化すると、燃費の劣化・馬力の低下・部品寿命の短縮が起きるため、それを避け儲(もう)けを優先させるのに実行したものでしょう。

当該車種による汚染物質の総量は年間100万トンと見られます。
統計的には、1300トンのNOxあたり一人の死亡につながると推定されるといいます。
単純計算では、年間約800人の人殺しです。(合っているのか自信がありませんが)

VWはドイツ最大の企業で、世界的ブランドです。
その企業の不正は、ドイツの経済にも大きな悪影響が及ぶのは免れないでしょう。
この問題について、ドイツ政府が事前に知っていたとの疑いもありますが、ドイツ政府は否定しています。

違法ソフトウェアの導入を決めたのは2005~06年頃だったようです。
2007年にソフトを開発し納入したのはドイツの大手自動車部品メーカーのボッシュですが、あくまでテスト用であって実車に使用するのは違法だという文書による警告をしていました。
また2011年に社内の技術者が違法ソフトの使用について警告していた事実も明らかになっています。

・・・
10年もの間、よくバレなかったものだと感心しています。
違法なソフトを使っているのを知っていた人は、何百人もいたはずです。
日本人とドイツ人は、遵法精神(コンプライアンス)に富んでいるといわれてきました。
しかし、ドイツ人はそれほど遵法精神に富んでいるのではない、とわかりました。
次回以降は、日本人も実はそれほど遵法精神に富んでいない、のを検証してみましょう。

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