アナーキー小池の反体制日記

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#1974 醜怪な”日本会議”の陰謀(5)

2016年06月03日 | 国内の話題
”日本会議”の最終の“悲願”は明治憲法(日本帝国憲法)への復活です。
そのメンバーはバカばっかりではありませんので、事が簡単に運ぶなんて思っていないのです。
そのための遠永な作戦を立てています。
民衆の反応を窺(うかが)いながら、少しずつ作戦を遂行しているのですから、今までのチンピラ右翼とは趣(おもむき)が異なります。

地方自治体などが発する文章に、右翼的な観点からクレームをつけるなんて当たり前の時代になりました。
地方議会に、右翼的な意見書を突きつけ議決させるなんて手法も、このごろ目に付くようになりました。
典型的なのが”日本会議”が主導した、地方議会での改憲を求める意見書です。
多くの地方自治体で採択されているのです。

国会はあのアベが首相なので、日本会議一色ですが、地方議会もこの体たらくです。
国や地方の行政機関も、日本会議のクレームで大混乱です。
日本会議は、日本一のクレーマーに成り果てています。
メディアにも文句の付け放題です。
意に沿わないことを放送したら停波(放送電波を停止)しちゃうぞ、って脅かすのです。
挙句(あげく)の果て、町内会の回覧文書やPTA会誌にまで文句を付け出したのですから、クレーマー極(きわ)まり状態です。

日本人の何割が、真(しん)に明治憲法への回帰を願っているのでしょう?

国粋主義者がなぜ天皇を崇拝するのか理解不能です。
天皇の祖先を遡(さかのぼ)っていけば、朝鮮半島の王族に行き着くのです。
排外主義を標榜(ひょうぼう)し、在日韓国・朝鮮人の権利を認めようとしない国粋主義者が、元祖”在日”の天皇を崇(あが)めるなんて、大きな矛盾に思います。
ボクは、在日韓国・朝鮮人の権利を認めなければならないと主張し、韓国や中国とも仲良くしたいと思っている者だから、天皇を崇めるのは全然矛盾しないのだけど。(ボクは全然、天皇を崇めていませんが)

戦前の教科書にも載っていた日本の天皇の歴史は、2676年前まで遡(さかのぼ)ります。
神武天皇が即位した年を元年とした皇紀は、西暦1940年に紀元2600年として、国を挙げての大行事となり、内外に皇室の長い歴史をアピールしたものです。
でもこれって、見栄を張っただけの嘘っぱちです。

現在の定説では、天皇家は1500年ほどの歴史だと言われています。
1500年も連綿と続く家系が判明しているのって世界中に他に無いので、ギネス級の記録です。
その意味では、皇室は貴重な存在です。(途中で途切れちゃったとか、変なのが入り込んだとかの説はありますが)

”日本会議”の天皇崇拝と在日嫌悪の矛盾について続きます。
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