アナーキー小池の反体制日記

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#301 自然災害①

2009年07月28日 | 災害と防災
ニュースで九州や中国地方の集中豪雨による被害が連日報じられています。
1時間に100mm以上の降雨量ですから、被害を防ぐことはできません。
雨水にかかわる施設は1時間当たり40mmとか50mmの雨にしか対応できなくなっているのです。

なぜ時間当たり100mmの雨に耐えられる施設を作らないのでしょうか。
施設造成に要する費用が、造成後に生じる効果より高くなるからです。
ですから、基準以上の雨降りでは被害が出て当たり前なのです。

水害だけではなく、地震や風害でも同様です。
ある基準までは耐えられるけど、それ以上になると倒壊してしまいます。
その基準は時代と共に変遷します。

どこまで基準値を上げるのかは、とても難しいものがあります。
住んでいる人に聞いてみると、誰でもが安全を求めて強固な施設を望みます。

そして、土建屋です。
建設工事が欲しくて仕方がありません。
そして、政治屋です。
土建屋から支持を得るため、一所懸命建設工事を発掘します。

・・・
ボクの災害に対する考え方は、明解です。
どんなことを講じても千年に一度の災害は防ぎようがありません。
実際に千年に一度を想定した施設はないはずです。

では、百年に一度の災害に耐えうる施設はあるのでしょうか。
あるんです。
河川がそうです。
ボク達のまちを流れている大きな川は、治水の見本のような川なんです。

戦後、巨費を投じて堤防が築かれました。
数年に一度襲ってきた水害がなくなりました。
水害に苦しんでいた流域住民は、大変利益を受けました。

でも、二百年に一度の水害には耐えられないのです。
堤防が破られ、家屋が流されます。

確率的に百年に一度の施設なんて、贅沢だと思います。
そして、そんな大げさな施設は自然に対し負荷をかけすぎます。

数十年に一度の確率程度の施設整備に留め、自然災害に弱い土地には人が住まないようにするのがいいのだと思います。

いかにも危険なところに人が住んでいます。
そういう所には人は住まないで、イモでも植えておくべきです。

次回からはボクが経験した自然災害について、記していきたいと思います。


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