アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#962 続 旧友アキラ君

2012年03月29日 | 昔の思い出
前回,書ききれませんでしたので続けます。

アキラ君は1年浪人をして入学しましたから、ボクより1歳年長です。
10代のころの1歳の差は大きなものがあります。
学生寮には現役から1浪~4浪まで多彩でしたが、浪人して入ってきた人は皆とても大人に見えました。
学生寮時代には多くの僚友の影響を受けましたが、アキラ君に一番の影響を授かったものです。

皆を集めて、ギターを弾きながら岡林などのフォークソングを歌いました。
丸山眞男や吉本隆明などの思想も熱く語りました。
また、マージャンやパチンコも大好きでした。

前回記しましたように喧嘩っ早く、寮内で殴り合いの喧嘩もしましたし、学生自治会の総会でひな壇に殴り込みをかけたのも目撃しています。

先日会ったとき、ボクに「おまえがアルバイト先で雇い主と喧嘩を始めたので止めに入った。」と言うのです。
ボクの記憶では、アキラ君が大声で雇い主と喧嘩を始めたのでボクが"もっとやれ,もっとやれ"と加勢に入ったのだけど・・・人の記憶ってあてになりません。

彼のやることなすことがとても新鮮でした。
そんな無頼な彼でしたが、2年生になってすぐボクが定山渓のホテルでバーテンをすると知った時に、「止めろ」と涙を浮かべ反対したのです。
ボクのような世間知らずの未熟者が、当時”札幌の掃き溜め”と呼ばれていた定山渓に行くことを心配したものでしょう。

ボクが定山渓に行ってから彼は、レコードを持って訪ねてきました。
ダンスホールにあるジュークボックスの中のレコードが古臭くて堪らないと、ボクが言ったのを覚えていたのです。
そのEPレコード、「室蘭の男」と「ふるさとは宗谷の果てに」でした。
彼が軽蔑していた、ど演歌です。
なぜ、ど演歌だったのか忘れてしまいましたが、その夜泊まっていった彼と、ジュークボックスから何度も引き出し聞いたものです。
今でも、"室蘭の男は仕事が好きで~♪”とか”ふ~る~里は宗谷の果てに♪・・・おっかさ~ん!!"なんて歌えるほどです。

彼はジャズやロックをよく聴いており、フォークを歌う人でしたのでその選曲は以外でした。
そしてその曲は全くはやらなかったのです。
当時なぜその曲を選んだのか、今度あったときに聞いてみようと思います。

2回にわたって旧友アキラ君のことを記しました。
思いつくまま書き連ねましたので脈絡がない文章になりました。



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