アナーキー小池の反体制日記

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#951 北の土偶展

2012年03月15日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
昨日、札幌への通院の帰りに厚別にある北海道開拓記念館に寄り、”北の土偶”展を観てきました。
北日本で出土した土偶を集めたものです。
特に北海道旧南茅部町(現函館市)で見つかり国宝に指定された中空土偶を含め、国内国宝土偶3点を一同に会したものですから、開催前から興味がありました。

中空土偶は、約3千年前に作られたものだそうです。
展示された土偶は数百点もあって、一番古いものは1万年以上前の作だそうです。
日本で卑弥呼が登場するのは約2千年前です。
それ以前は書き残されたものがなく、残された遺跡や遺物によってしか日本のヒトの営みを垣間見ることができません。

縄文時代は近年の遺跡の発掘から、ボクたちが以前想像していたより豊かだったと言われています。
結構大きな集落を形成し、”社会"が成り立っていたようです。
土偶を観てその感を確認しました。

3千年も前に作られたものを眼前にすると、厳かな気持ちになります。
1万年以上前の土偶は稚拙さが残りますが、3千年前のものは立派な美術品です。(1万年前のものを稚拙といいましたが、ボクが作れるものではありません。)
どんなヒトがこの土偶を作ったのだろうとか、どんな気持ちだったのだろうとか心の中で想像してみます。

縄文人の血はボク等にも受け継がれているといわれています。
3千年前といえば、100代ほど遡(さかのぼ)れます。
土偶を作ったヒトは、もしかしてボクの100代前のご先祖なのかもしれない、なんて思いもしました。
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