アナーキー小池の反体制日記

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#814 石川知裕有罪判決

2011年09月29日 | 建設事業と談合
またまた市議会通告質問回答を中断して、一昨日判決が下った"陸山会事件"について感想を述べます。

東京地裁で審理が行われていた"陸山会事件"で判決が下され、石川知裕国会議員など3名の小沢一郎元秘書が有罪判決を受けました。
その判決で裁判長は小沢一郎が公共事業における影響力を駆使し、工事受注業者から多額の裏金を得ていたことを認定しました。
国民の多くが思っていた、田中角栄や金丸信と同様な手法だったことが認められました。

小沢一郎は、田中角栄や金丸信の轍(てつ)は踏むまいと随分と研究していました。
角栄らを反面教師にして、裏金を得ても逮捕されない方法を考え続けていたはずです。
そんな努力をしてきたにもかかわらず有罪を宣告されてしまったのですから、堪(たま)りません。
小沢一郎は「ありえない!」と若者言葉で感想を述べたそうです。
小沢一郎にとって政治規正法をしっかり研究し、これなら犯罪を問われないとの判断があったものだから「ありえない!」と言葉に出たのでしょう。

今回の判決にはいろいろ異論が出ているのも事実です。
客観事実から有罪を確信するものが多くいる一方、被告等の供実調書の不採用が検察不利に働くとも見方があるなどし、裁判の行方が注目されました。
結局、客観事実の積み上げで有罪を下した格好になっているため批判が多いのも事実です。
2審、3審と予断を許さない状況が続くことになりそうです。
また近々、小沢一郎本人への裁判が公判を迎えますが、そちらの方も気になるところです。

こんな時代になってなお、政治家が建設工事の利権を有していたことは驚きです。
田中角栄が,金丸信が,犯罪を犯し、その後も鈴木宗男が同じ轍を踏んで収監されているのに、未だに角栄のDNAは生きています。
"天の声"なんて死語だと思っていたけど、裁判長が裁判の中で語るのですから、日本の建設業界と政治家の癒着は未だに根絶されてはいません。

有罪判決を受けた3人は控訴しました。当然の権利行使です。
鈴木宗男ですら、最高裁まで戦いました。鈴木宗男は獄中で今も冤罪を主張しています。

ボクは冤罪について、強い憤りを覚えるものです。
ボクの冤罪に対する考え方は後にまとめて記そうと思っていますが、この一件は、小沢一派の"天の声"は"天に唾するもの"として、冤罪として受け入れることはできません。
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