"おコメ"の続きです。
一番美味いおコメの産地は北陸地方だといわれています。
新潟や山形のコシヒカリやササニシキは、今も美味いおコメの代名詞です。
一昔前まで北海道のお金持ちはコシヒカリの名のついた、実はコシヒカリなど入っていない二セブランド米を好んで求めていました。
この近年、外食産業が値段が安いうえに味が優れているとして、道産米を大量に仕入れ始めました。
味の良さが認められ、高級料理店など . . . 本文を読む
本ブログ500回目の栄誉は、日本人になくてはならない"おコメ"に授けましょう。
海産物ばかりのシリーズになってしまいましたので、ここで農産物のコメを取り上げます。
敬意を表して"おコメ"と表記しましょう。
おコメどころか"おコメさん"との表現があったほど、日本人に大事にされてきた食べ物です。(小説"橋のない川"で登場人物が"おコメさん"との表現を使っていたのが忘れられません。)
ずっと昔からコメ . . . 本文を読む
郷里では今もサケの事を、アキアジと呼んでいます。サケだとかシャケだとかで呼ぶと、嫌な顔をされます。昔、サケは今より高級な扱いを受けていました。
人工孵化により沢山のサケが獲れる様になってからは、サケも筋子もイクラもすごく安くなりました。
昔から日高沿岸ではサケが獲れました。そしてそれを上手に食べていました。
獲れたては生の切り身を焼いたり煮たり、塩を一振りしたものを焼いたものも美味しかったもので . . . 本文を読む
今日、整形を受診したんですが検査上は少し改善が見られるとのことで、痛み止めを使いながらの様子見となりました。
退職後もブログを続けます。食べ物シリーズ、今回はコンブです。
日高沿岸は昆布の産地です。北海道には何種類かのコンブがあります。日高沿岸で採れるのはそのものずばり、日高コンブと呼ばれることが多いのですが、正式にはボクの故郷の名を冠したミツイシ(三石)コンブといいます。幅が10cmとスリムで . . . 本文を読む
退職を明日に控え、腰痛が増し仕事を今日はお休みにしました。
ここ何週間も杖(つえ)を使い、杖使い名人の域に達したと思いきや、今日の痛みは杖で歩ける範囲を超えてしまっています。明日はなんとしてでも出ようと思っています。
食べ物シリーズ続編です。
日高沿岸のように、親潮の影響で海水温が低いところでも、暖水系の魚が来るときがあるのです。いまでもマグロやブリが獲れることが、ときたまあります。
父の話では . . . 本文を読む
くだらないことで中断しましたが、食べ物シリーズを再開します。
18歳まで住んでいたマチでは大抵の家でイカの塩辛と、魚の飯寿司(いずし)を作っていたものです。それぞれの家で味が異なり、他家で食事を頂くとよく出てきました。
塩辛は年中、小型の甕(カメ)に造ってあったように思います。糠床のように、刺身であまったイカを刻んで足していたのです。ですから、漬かり方の古いのや新しいのが混じっていました。
知り . . . 本文を読む
前回、魚介類で今でも高級品なのはウニとアワビだと記しました。
ボクの生まれ育ったところにはウニは一杯いたけど、アワビはいませんでした。そして、ホタテもいませんでした。その代わり貝類でホッキガイが獲れていました。
ナマコやホヤも獲れてはいましたが、地元の人はあまり好んでは食べていなかったように記憶しています。(我が家が好まなかっただけで、好んでいた人が沢山いたのかもしれません。)
小さいとき、ホタ . . . 本文を読む
ウニの続きです。
エゾバフンウニとエゾムラサキウニでは、見た目が違います。
バフンウニと命名されたように、とげが短く色も地味なバフンウニは美しいものではありません。
かたや、ムラサキウニは立派なとげを持ち、色も黒紫のおしゃれなのです。ボクの育った地元の人は、エゾバフンウニをただ"ウニ”と呼んでいました。そしてエゾムラサキウニを"ガンゼ"と呼んでいました。(その地域により呼び名は違っていました。ま . . . 本文を読む
食べ物シリーズ第2弾はウニです。
ボクの生まれ育ったところは、海岸から3kmほど内陸に入ったところです。
たった3kmだけど、幼児のころはもとより小学低学年の頃も自力で海に行くことはありませんでした。
ウニにまつわる一番古い記憶は、小学校に上るか上らない頃(昭和30年代前半)だった思います。
ほんの10kmしか離れていないところにある親戚によく泊まりにいっていました。その家は数十m先が海でした . . . 本文を読む
ボクが生まれてから今まで、食べ物の中でトマトほど評価が変わったのはないのかもしれません。
小学,中学の頃までのトマトは、固くて大きくて酸っぱくて、おいしいものではありませんでした。
スライスしたトマトに、砂糖をつけて食べていたほどです。
でも貧しかったあの頃、自宅の庭で取れた、またはよその家の畑から取ってその場で食べた完熟したトマトの味は忘れられないものがあります。
いつ頃からだったでしょうか? . . . 本文を読む
ボクは納豆が苦手なんです。
全く食べられないのではないのですが、進んで食べようとはしません。
あの匂いが好きではないのでしょう。
でもボクの家族は皆好物のようで、食卓によく上ります。
その納豆のパッケージには、ずいぶん昔から「小粒大豆使用」とか「極小粒大豆使用」とか必ず書いてあるのです。
小粒のほうが食べやすいとか混ぜやすいとか、書かれているものもあります。
ずっと違和感を覚えていました。
栽 . . . 本文を読む
今日は全国的に日食でした。
天気に恵まれず、皆既日食はほとんどのところが見えなかったようです。
このあたりも50%程度の日食が見られるはずでしたが、どうだったのでしょう。
ボクはちょうどその時間、札幌の病院にかかっていましたので観ることはできませんでしたが、午後1時ころには日が射していましたので見られたのかもしれません。
日食にちなんで食について記してみます。
タイトルの"食い改めよ"はボクの . . . 本文を読む
十数年前になるでしょうか。
ボクの妻の弟が衣料品のバイヤーをやっていて、よく韓国に買い付けに行っていたんです。
そして、韓国から届いた衣料品の中にはいつも"辛(しん)ラーメン"というインスタントラーメンがおまけで入っていたんです。
妻の弟の家族は食べてみたけど、あまりの辛さに一口でギブアップしたそうです。
それがボクのうちに来たのです。
スープ全体が真っ赤です。
匂いを嗅いだだけで咳が出ます。
. . . 本文を読む