尾道 百島物語~From/For Momoshima~人生航海 蜃気楼 百の伝結び

生きているだけで嬉しく喜ばしく、生きているだけで幸せと思う他なく、何れにしても、この上好い事は無いと思う。父より。

奇跡の水月湖。

2018年09月20日 | 蜃気楼

今日は、若狭三方五湖の水月湖の近くに先日オープンした福井県縞博物館まで出かけて参りました。

はじめに、(ねんこう)というものを説明しなければなりません。

縞とは? 縞博物館の説明;

植物の葉や花粉、プランクトンなどが湖底に毎年積もってできた堆積物によってできた泥の地層(縞模様)のこと。縞模様は季節ごとに異なるものが堆積することにより形成される。春から秋にかけては土やプランクトンの死がいなどの有機物による暗い層が、晩秋から冬にかけては、湖水からでる鉄分や大陸からの黄砂などの粘土鉱物等によりできた明るい層が1年をかけ平均0.7mmの厚さで形成される。花粉や木の葉を解析することで過去の気候変動や自然災害の歴史を推測できる。さらに、年縞に含まれる放射性炭素の値と比べることで、化石や遺物の年代測定に役立つことから「世界のものさし」と言われる。

歴史とは人間が記録してあるものを言い、それ以前のものを先史と呼ぶ・・・中学生の時に習ったかなぁ。

歴史ではない、先史でもない、人類史でもない・・・あえて言うならば、地球史の自然環境を意味しているのかもしれません。

さて、水月湖の年縞は、いくつかの奇跡が重なってできた世界的に珍しい貴重なものです。

考古学や地質学における年代測定の「世界標準ものさし」に採用されました。

この湖の底には、7万年以上の歳月をかけて積み重なった「年縞(ねんこう)」と呼ばれる縞模様があります。

メインの展示物は約45メートルあり、連続した年縞では世界一の長さを誇ります。

7万年分の実物標本が、ステンドグラスのように並べ、縞模様の変化などから分かる自然災害や水月湖の環境の変化を解説してあります。

つまり、この7万年の年縞から何が分かるかと言えば・・・。

難しいので、県年縞博物館の説明を下記抜粋させていただきます。

年縞の研究は年代測定だけではない。年縞は木の年輪のように1年で明暗1対の縞が出来ていくので、縞模様を数えることでその縞が何年前にできたものかが分かる。そして、その縞の中には湖周辺から飛来した木の葉や花粉などが含まれる。それらを調べることで、その当時に生息していた植物の種類やその移り変わり、また、その植生から当時の気候や環境も分かってくる。その他にも、太陽からの影響、火山灰からは火山噴火活動や黄砂からは偏西風の風向きの変化、また、堆積層の変化からも洪水や地震の履歴を知ることが出来る。
こうした研究は、地球温暖化の解明や自然災害のメカニズム、人類史の解明など、今後の研究成果に大きな期待が寄せられている。  

以上

地球の表面に身に着けていたモノを研究することは、地球の表面上に生きる生物、動物、植物の進化、退化も考えることにもなります。

地球は動いている、地球は生きているのを実感した一日でした。

帰り道、敦賀の気比の松原に立ち寄ってみました。

遠くに一風変わった船が停泊しているのが見えます。

この頃、何度も福井県沖に現れています。

最近、ニュースでも話題になった奇抜な船です。

ロシアの大富豪アンドレイ・メリニシェンコ氏所有の船舶。

ドイツの老舗造船メーカー、ホヴァルツヴェルケ社が350億円で建造した超高級クルーザーだとのこと。

未来から現れたような、過去から現れたような船でした。 

はて、宇宙の起源から遡っても、この地球時間は一瞬かもしれません。

7万年という時の長さは、さらなる一瞬の時かもしれません。

それでも、7万年という積み重ねた時間世界は、人類にとっては、膨大で貴重な資料となります。

7万年以前に、ひょっとすると人類以外の高度な地球文明が存在していたかもしれません。

この地球という船は、どこに進もうとしているのかな?

現実社会に戻れば、地球丸、日本丸という国に生きる乗組員として悔いはないのかな?

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この世界の片隅に

2018年09月19日 | 空木宝剣

むさんこに 今年の秋は 淋しゅうて

今年の夏は暑かった。

経験則を越えた大災害に遭遇した。
災害で、不本意に失われた命は、悲しい。
広島にとって、2018年も決して良い年と言えないままで、終るのだろうか?
RCCドラマ「この世界の片隅に」今日が最終回。
今から73年前の、1945年の広島の夏。

団塊世代は知る由もないが、知らにゃあいけん。
何故、人は放っといても死ぬのに、殺し合いをして来たんじゃろうか?
生物には、天敵が存在する。

人間も未だ、その呪縛から解放されんけえじゃろうか?
軍都広島に落とされた、一発のピカドン。

この世に地獄絵図を描いたのも人間じゃった。
腕を失った、すず役の松本穂香と松坂桃李が、被爆孤児を養子として育てる場面。

被爆地ヒロシマが平和都市広島に変貌するに、73年の歳月を数えて、現在平成30年。
その後の、被爆孤児役に香川京子さんが出演。

戦争孤児も傘寿前後の年齢となった。
香川京子さんと言えば、「東京物語」の原節子さんの妹役。
道理で、広島弁は流石だったが、出演者の皆さんも堪能じゃった。
第一回、NHK大河ドラマ「花の生涯」尾上松緑、淡島千景、佐田啓二、等と共に出演した香川京子さん。

現在85才とのこと。

それにしては、お若い。
当時、13才中学生じゃった団塊も、今や68才のおじいさん。

戦争や、災害に遭遇せずとも、

やがては、時間の片隅に追いやられる運命を、充分認知するに至るドラマじゃったのう。

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上空のひばり。

2018年09月15日 | 蜃気楼

今月の日経新聞の「私の履歴書」の執筆者は、すかいらーくグループ創業者横川竟氏。

今日の記事を読んでいると、調布市へ出店する際、母に買った家と土地を売り払って資金調達した経緯が書かれていました。

社会人になりたての20代の独身の頃に暮らしていた調布市国領のアパート。

その近くに、すかいらーく調布店があり、懐かしく思い出していました。

アパートに2階には、親子3人家族が暮らしていて、その夫婦二人は僕と同い年で、茨城県から駆け落ちして結婚したとのこと。

その旦那は寿司職人、奥さんは「すかいらーく」でパート勤めをしていました。

風邪を引くと、すかいらーくのコーンポタージュスープがよく効きました。

当時は、ホントに、すかいらーく調布店にお世話になりました。

因みに、福井で暮らし始めた際も、すかいらーく福井店近くにあるアパートを無意識に探して暮らしていました。

今、「すかいらーく」は、「ガスト」に変わりましたが、僕にとっての「すかいらーく」は、いい時代の思い出です。

余談ですが、国領には、石原裕次郎さんの石原プロモーションがあって、テレビ番組の大都会や西部警察で使われていた奇抜な車、車両が畑が周りにある駐車場にズラリと並んでいたのが記憶に残っています。

その後、彼ら夫婦は、川崎市(登戸方面?)で寿司屋を開店したはずですが、どんな人生を歩んだのかは分かりません。

さて、明後日は、敬老の日。

世間一般、メディアは、「人生百年」と言い始めました。

今日は、年金相談事務所へ。

還暦過ぎた我々は何歳になるまで働いて、幾つになると動かない老後生活に突入すればよいのかな?

セカンドライフどころか、サードライフが当たり前の生涯が、目の前に迫っているのかもしれません。

長生きするのならば、体力勝負だということも考えないとね!

生前、親父がよく言っていた言葉を思い出します。

「おまえは馬鹿なんだから、体だけは丈夫にして生きろ」

若い頃には、うわの空で聞いていましたが、この頃、父の言葉をよく思い出して噛み締めています。

・・・正解。

もうすぐ、都道府県別対抗の国体(国民体育大会)が開催されます。

一部スポーツは、既に会期以前から始まっています。

散策すれば、街の至る所で、歓迎のポスター、幟が飾られています。

前回は、50年前の明治維新100年記念の時、福井国体が開催されたとのこと。

今回は、明治維新150年、福井しあわせ元気国体として開催されます。

晴天ならば、開会式も閉会式にも、参加予定です。

春の晴れた日、すかいらーく=雲雀(ひばり)は、「雲まで空高く飛ぶ雀」に似た天告鳥になるようです。

夏、秋、冬の期間・・・どこで鳴いて生息しているのかな?

「すかい・らーく」という言葉も、凄いね!

「(上の空、うわのそら)・(戯れ、冗談、愉快)」→ ひばり。

ひばりは、日晴という天空から転化したようです。

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カメラを止めるな!

2018年09月09日 | 蜃気楼

昨日、福井県下のJR駅にも、やっと自動改札口が設置されました。

全国47都道府県中、45番目の設置ということです。

いまだに自動改札口が設置されていない残りの2県は、愛媛県と徳島県だとの事。

全国唯一イオンの店舗が無い福井県の自慢話ではないけど、勝ち誇ったような自虐的な地元のニュースでした。

駅員の方が手に取って、少し会話をしながら切符にハサミを入れる方がいいのになぁ。

ICOCA(イコカ)カードの使用エリアが広がると宣伝されても、よく分からないのが実情です。

福井地方、昨日から雨がずっと降り続いています。

昨日、今日と駅周辺を散策すると、色々な人が、様々な事に挑戦しているのが目に映ります。

「売る」ために表舞台、「売れる」ために裏舞台で汗と涙と、苦心惨憺、努力しているのでしょう。

昨夜、帰宅すると、我が家のベランダは、雨漏りで水浸し状態。

やはり、僕が応急措置として工夫した自信作は、失敗作だったのかな?

家の中にある限りのバケツ、ゴミ箱を並べても、埒があきません。

結局、使わない傘を逆さまに並べて、雨漏りを凌いでいます。

とりあえず、急場しのぎの雨漏れ対策です。

今は被災家屋が多くて、どこの業者さんも忙しいとか・・・でも、はやく来ないかなぁ。

補修中に、ちょっと指先を切って、血だらけ。

血だらけの話題作の映画を観に行く前なのにね❗

今日は、低予算300万円の話題作「カメラを止めるな!」を観て参りました。

この映画、2か月半前に、東京の2館のみで上映が始まり、その後評判のよさが口コミで広がり、今や全国260館で上映中のこと。

やっと、福井でも遅い上映開始です。

これまた、全国47都道府県中、45番目の上映開始だそうです。

この映画の市橋プロデューサーは、福井県越前市出身なのにね、映画ビジネスの力関係が遅い上映理由だそうです。

この映画の始まりの37分は、退屈な伏線ばかりの雨漏りのような・・・どこが話題作なのか???

と、思いきや!!!

その後の展開は、雨漏り補修のフォローが凄い、圧倒的で素晴らしい映画愛の一言です。

今日は、上映後、監督と出演者の舞台挨拶がありました。

この映画の監督、脚本、編集は、上田慎一郎さん・・・才能を感じました。

5年程前から始まった福井県あわら温泉で開催される「自主製作短編映画発掘 あわら湯けむり映画祭」の第1回、第2回のグランプリ受賞作品の監督、脚本、編集が、この映画の上田監督なのです。

この上田監督・・・ライバルは、ディズニーランドとのこと。

少しの時間、お話をしましたが、世界へ飛躍、活躍の場を広げて欲しいものです。

ユニークな映画です。

面白く、傑作です。

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心を止めるな!

2018年09月06日 | 蜃気楼

今朝早くから、北海道を未明に襲った地震災害のニュース。

・・・心が痛みます。

札幌に暮らす同級生の英文君は、「家具が壊れただけで、家族はみな大丈夫だとのこと」

安堵の知らせ、安心しました。

ファイト!

今日は、夏から秋のような心地好い風に誘われて、ちょっと郊外まで、ミニ・ツーリング。

久しぶりのバイク・・・楽しかったなぁ。

「心」を止めない!

それにしても、関西地方に大きな爪痕を残した台風21号が、北方面へ去ってひと安心したのも束の間、北海道を襲った地震災害。

今年は、新年早々の大雪災害から始まり・・・豪雨等々いろいろと有り過ぎます。

この地球上の自然災害と表裏一体の日本列島は、世界でも珍しい災害列島そのものです。

日本という国は、戦争被災国とは言わないけど、近未来の更なる国難とも呼ぶべき南海トラフのような大災害、大地震、大津波へと向き合わなければならない・・・試練と困難を課せられたような運命の国なのかもしれません。

自然の脅威、災害は、いとも簡単に、人間の生活の営みを壊し、命さえも奪います。

それでも、「心」を止めてはなりません。

今日は、我が家のベランダの屋根を応急措置終了。

不細工な有様ですが、自信作です。

これで大丈夫。

大雨でも雨漏りも無いはず、大風でも飛ばないはず、・・・業者が来るまで辛抱です。

 現実は、どんどんと変わっていきます。

心を止めるな!

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百島恋綴り 其の10。

2018年09月06日 | 百島恋綴り

百島は、長閑だけど、どこか喧しい。

台風、地震・・・自然災害続きの日本列島。

百島は、優しく、どこか心強い。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私が小学生の頃、高校生だった駐在所のお姉さんが百島のどこかの山に連れて行ってくれた。

麦畑の畝の間を歩くとむっとする暑さで「草いきれ」というんだよと教えてもらった。(今は麦畑はないと思う)

真っ赤な実を木からとって「ビービー食べてみぃ、美味しいで」とくれた。(ぐみの実かもしれない)

そのお姉さんは大人になって、不思議なご縁で大阪の叔父に嫁いだ。

叔父夫婦は大阪から福山に、そして再び百島の福田に居を構えている。

人の出会いとは不思議なものです。

叔母は私より10歳年上ですが、島では若い方に入るのでいろんなお役目を引き受けており、いつも忙しそうにして居ます。

福田桟橋に近いせいか、人の出入りも多く、隣の古家を改造して人々が自由に使える休息の場所として、また島に来た人の宿舎として活用して居ます。

最近その叔父が歳のせいで車の運転が危険になったため叔母の負担が増すばかり。

でも大声で立ち話しながら周囲に奉仕する姿は、移住者には参考になると思うのです。

付け加えると、百島では、日常的に島内アナウンスが流れる。

船の欠航や農協の売り出しなど生活に密着した情報だ。

初めて聞いた時は唐突に大音量で流れる「瀬戸の花嫁」に驚き、母に「いったい何が始まるの?」と聞いた。

時代に沿って曲も変化したが相変わらずのんびりした口調で放送が流れている。

しかし、雨だったり、扉を締め切っていたら聞こえないことが多い。

もし防災情報だったらもっと大音量でも良い気がした。

いざと言う日は、思いがけずやって来る。

(作; 矢島真砂子 )

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プロフェッショナル。

2018年09月06日 | 蜃気楼

池の中を泳ぐ鯉を眺めていました。

あの作家ならば、どのように映るのかな?

あの漁師ならば、何を思うのかな?

鯉・・・カープだね!

広島カープの新井選手も引退宣言・・・打率、打点、本塁打のノルマが負担に感じる時が、体力、精神力の限界、引退の時なのでしょうか?

あの山本さんならば、どう言うのかな?

広島カープの山本浩二さんではないよ。

「実にいい趣味をお持ちだ。いい鯉だ」とでも言うのかな?

先日のNHKテレビの「プロフェッショナル 仕事の流儀」

主人公は、広島の信用組合理事長 山本明弘さん。

・・・よかった!

金融マンに限らず、営業マンには、月々の売り上げノルマというものがあります。

新人社員に、いきなり月1000万円の売り上げを課しても、それは無理でしょう。

それでも、その新入社員は、確実に売り上げを伸ばして支店長の椅子まで出世階段を上がっていきます。

「苦しい人生は、上り坂」

そして、支店長として、売り上げ目標を月1億円として、部下10人の営業マンに各自1000万円のノルマを課し目標を達成します。

支店の売り上げ目標も年12億円・・・支店長の月給与100万円、そして、年収1200万円。

毎年毎年、ノルマ以上に達成して、どんどんと年収もアップして2000万円へ、さらに、取締役の椅子も見えてきました。

「自分は、優秀な営業マンでもあり、見事な管理職だ」という自覚も深まります。

それから、何年か経ち、取締役となり、企業の経営側の人間となりました。

企業としての売り上げ目標が、重大な指針となります。

・・・ある日、ふと想う出来事がありました。

ある知人から「お金持ちが羨ましい」と言われて、つい、「じゃぁ、変わりましょうか?」という返答をしてしまいます。

そして、物思いに沈みました。

「私には他人様も羨むばかりの年収もあるけど、自分のノルマの目標金額から考えると微々たるもの。まるで私は誰かの借金を返すために働いているようなものではないのか?」

銀行員だった作家カフカの「変身」の影響を受けたわけでもないでしょうが、その「私」は、金融マンを辞めて、かつて自分の夢だった作家という職業を目指しました。

書いて、書いて・・・一応世間にも名の通った作家になりました。

そして、老いても尚、名を残すために「もっと書く」というノルマを課しました。

「老人と海」の作家のヘミングウェイは自ら命を落とし、モデルとなった老漁師は百寿を越えて長生きしたように、人生のノルマは不可解です。

ノルマが借金という有利子負債となっては、ハードバンクな損な正義となります。

仕事の流儀・・・プロフェッショナルとは、全ての仕事に峠あり。

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百島恋綴り 其の9。

2018年09月05日 | 百島恋綴り

五右衛門風呂・・・懐かしいなぁ。

やもりは、虫を食ってくれるから家守。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大阪生まれの私が生まれて初めて五右衛門風呂に入ったのは、九州に転居した時のことだった。

不安定で熱くてヤモリがいてとっても怖かった。

最後に入ったのは百島だった。

高校生の頃、友人と島に遊びにいって福田の親戚のお婆さんの家で入れてもらった。

うちの別荘のお風呂は都会と全く変わらない。

便利だが味気ない。

でもヤモリはいっぱい来る。

どのヤモリも「まもるくん」と呼んで可愛がっている。

たまに家の中に入って来て人がいることに面食らっているから、きっと夏しか来ないあるじを知らずに育ったんだね。

留守中の家は、雨戸を閉めて暗く、物音一つしないから、まもる君たちの天国だろう。

一年ぶりに掃除に行くと彼らの排泄物がサッシの周囲に張り付いている。

初めてそれを診た時「家に小鳥が入って来た」と思った。

自然の仲間と仲良くするといろんなことを教えてくれる。

特に子供は目を輝かせて神様の不思議な技に接して感動と共に記憶する。

私がそうだったから我が子にも〜我が子もその感動を共有したから孫たちにも感動の輪が伝播する。

(作; 矢島真砂子)

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空元気。

2018年09月05日 | 蜃気楼

台風21号一過。

昨日の台風21号の暴風は、凄まじく、唖然としました。

暴風圏に入った頃、5階の窓から外を眺めていると、何軒もの屋根(トタン板)が捲れて、次々と遠くへ飛ばされて消えていました。

風速が40メートル前後になると、看板やらのトタン系は巻き上がって簡単に飛ばされていくようでした。

多分、台風の速度が速かったせいでしょう・・・今回、案外と大丈夫だったのは、瓦屋根。

自然の脅威、災害は、いとも簡単に、人間の生活の営みを壊し、命さえも奪います。

今朝、見上げた青空。

先日の台風20号のせいで、業者さんが来るまでの応急措置した部分が、また飛ばされてしまいました。

今回は、窓もガタガタ。

人生も、自然も、不条理です。

強者に対して、人間は、いかに無力であるか分かります。

どんなに打ちのめされても、踏ん張らないとね。

さて、また応急措置に励みます。

敗北感は、ありません。

その分別は、空元気です。

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ああ江田島

2018年09月05日 | 空木宝剣

中秋の 長夜を渡る 真如月

潮の満ち引き、生命の誕生から終焉、呼吸までもが、月の満ち欠け。
親は、子の防波堤。

親という防波堤を失うと、子が孫の防波堤となる順送り。
諸行無常の世の中なれど、さよならだけの人生を補い救う魔法の言葉は、ありがとう。
坂本一仁氏、65歳の生涯。

合掌   

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老人と海。

2018年09月02日 | 蜃気楼

今朝は大雨のため、早朝のJRの列車が運休。

午前10時以降からJR列車の運行が再開とのことで、大阪まで行く家内を福井駅まで見送りに行きました。

駅構内へ入ると、列車待ちの多勢の利用客が右往左往していました。

老若男女・・・動いているんだ!

ところで、今年の日本テレビの「24時間テレビ41 愛は地球を救う」

・・・41回目なんだ!

41年前の事を、はっきり憶えています。

もともと、この番組は、その数年前から萩本欽一さんのラジオ番組で募金を始めて余りに大きな反響があったので、テレビ番組になったもの。

今年も募金総額2億円程集めたとのこと、第1回からの今回まで、毎年ずっと同額程度の募金2億円か3億円が集まったと思います。

ほぼ40年間、日本中から集まる募金が、2億円か3億円と、相変わらず同額程度で推移しているのが、凄いのか? 変なのか?

「お金が地球を救う」ならば、それはそれで、好いね!

そう、南海トラフという大地震、大津波が、日本を襲うという国難が、迫っているとのこと。

その時、日本は、世界の最貧国になり得るという覚悟も必要だとのこと。

その時こそは、「愛は、地球を救う」

振り返ると、子供の頃、日本が豊かで先進国という感覚も自覚も無かったです。

小学校で習ったアメリカ人の生活は、週末に大きなスーパーに車で1週間分の買い物に行き、大きな冷蔵庫に保管するという生活スタイルが、とても豊かに思えたものです。

当時、外国と言えば、アメリカ・・・その基準で見ているから、どこの外国人(とくに白人)も、日本人よりも豊かな生活を送っていると想像していたものです。

今思えば、小学生の頃に、自宅の中には、洗濯機が入り、冷蔵庫が入り、カラーテレビになり、電気掃除機が入り、電話が固定されました。

昭和40年代、物心が、自覚として、はっきりと大きくなるにつれて、電化製品が身の周りに当たり前のように有って、テレビのニュースで見るベトナム戦争の中、裸で走りまわる子供たち、アフリカの飢餓で苦しむ子供たち。

中学生になると、いつのまにか、我々日本人は、世界の中で、発達途上国から中流国、先進国になりつつあるのでは?・・・という自覚が芽生えたのもの。

あれから、50年。

間違いなく、世界の中で、日本は、豊かな国のひとつになりました。

最近、定年後の日本人の高齢者から、よく聞く言葉があります。

「健康を極めたい」

「百歳まで生きたい」

「ピンピンコロリと寿命を全うしたい」

今日一日が人生の余り物として「一日という時間を頂いた」という感覚しかない僕としては、目を見張るものがあります。

いいえ、耳を疑うのかも?

確かに、この頃の日本の高齢者世代の「健康」に対する執着心には感心します。

ジョッギング、ランニング、腕立て、腹筋、ストレッチは勿論の事、逆立ち、バク転まで挑戦する高齢者もいます。

作家ヘーミングウェイの短編小説「老人と海」を読み返していました。

若い頃、この作品の好さが、巧く理解出来ませんでした。

小説最後の一節「老人は、ライオンの夢を見ていた」

今、読み返すと・・・素晴らしいの一言。

モデルとなった老人(キューバの漁師)は、104歳まで生きたとのことです。

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梨食べて、桃も、柿も。

2018年09月01日 | 百の伝結び

今日から、九月です。

福井地方は、雨。

先日の台風で壊れた我が家のベランダの屋根・・・応急措置として僕が修理したものの、やはり素人作業でした。

雨漏りは、ひどいものです!

・・・業者に頼む事にします。

ところで、屋根の修理中に、蜂(アシナガバチ)の巣を発見。

その駆除方法を丹念に調べて、夜襲をかけて慎重に一網打尽にしました。

何十匹もの蜂の命を虐殺したようで、気の重い殺生でした。

なぜかしら、百島で見たイノシシの捕獲用の檻を思い出しました。

さて、金曜日の夜10時からは、テレビを観るのが忙しくなります。

NHKの「透明なゆりかご」・・・人間を、その命を考える秀逸ドラマです。

裏番組のTBSの「チア&ダン」・・・地元福井が舞台の青春ドラマですからね。

両番組、観ています。

今日、九月一日は、子供の自殺が多い日だとか。

・・・学校へ行きたくないのでしょう。

学校へ行きたくないのは、イジメやら様々なストレスが生じるからでしょう。

ならば、百島にあるような学校へ転校すればよいのに・・・とは決して勧めません。

僕自身、学校へ行くのは、檻の中に入るようで嫌いでした。

当時、不登校という言葉自体が、ほとんど皆無でした。

「仕方無く登校した」というのが、本音です。

現在は、「不登校」というものは、肯定され認知されています。

されど、社会人になって、継続出社拒否、仕事勤務不可という状況になれば、どのような社会の仕組みになるのでしょう?

日本の引きこもり人口は、約100万人とも言われています。

この問題の本質は、「不登校」という発端がすべての事の始まりになっているのでは?

勿論、「自分以上の自分の向上を目指して、社会に役立て」とは言えません。

政府が、2020年の東京オリンピックのボランティア募集を呼びかけるようなものです。

東京オリンピック委員の一部が月収200万円にもかかわらず、無償奉仕に近いブラックなボランティアの募集活動は不可解です。

義務教育の無償化を廃止して、義務教育が勤務ならば、登校すれば「おこづかい」を提供するぐらいの国家論議の覚悟がないとね。

LGBTやら障碍者は生産性が無いという論評に、世間からは大きな批判を招く時代です。

簡単なことを言えば、「すべての人間は、身も心も障碍者」なのです。

誰だって歳を重ねて、老人となれば障害だらけの世界です。

「武器よさらば」「誰がために鐘は鳴る」そして「老人と海」を描いた作家のアーネスト・ヘミングウェイの生涯は、自殺で終わりました。

「桃栗三年、柿八年」

柿の実も、もうすぐ熟すのでしょう。

子供たち、若い人たちに伝えたいこと。

「とにかく、頑張るよりも、笑顔。笑っていよう。微笑んでいればいいよ」

「梨も美味しいね。桃も美味しいね。柿も美味しいよ」

美味しい生活、微笑む人生。

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百島恋綴り 其の8。

2018年08月31日 | 百島恋綴り

感動するエピソード。

凄いね。

感動しました!

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温暖化の象徴、クマゼミの北限が年々北上しています。

昔、百島でセミ捕りをしていた時、子供達に教えました。

「クマゼミの北限は静岡周辺で箱根を越えられないんだよ。」

ところがある夏の日娘が「お母さん!クマゼミが箱根を越えたよ!」と公園から帰って来た。

確かにクマゼミが鳴いていた。

それを娘は大学教授に話した。

すると教授は百島もよく知っていて意気投合。

一緒に海水表面温度をあげないために頑張ろう!って話に発展した。

たかがセミ捕りと笑うなかれ!

何からでも学べるし、どんな体験からも気付く事がある。

机上の学習では分からない事も体験学習からいっぱい学べる。

身近な場所にしっかり目を向けて変化を見守るというのは非常に興味が持てる。

第1は感動する事、第2は楽しんで興味を持つ事、第3は好きになる事、好きな事は続けられる。

地道に続ければいつか頂点に立てる。

これで研究者が育つ。

とにかく最初は感動。

感動のない子は学びに無関心になって行く。

(作;矢島真砂子)

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百島恋綴り 其の7。

2018年08月31日 | 百島恋綴り

教育問題です。

若い移住者が気になるのは学校。

幼稚園児は非常に少ないのに園舎は立派。

小学校も人クラスに満たない全校生徒に対して設備は立派。

誰にも大きな声で挨拶できる良い子が育って居ます。

中学校は廃校になって今はアートベースとして活用されて居ます。

当然高校も島から出て尾道や福山に通います。

さて、うちの子たちは毎夏、島で大きな影響を受けて育ちました。

以前書いたように島では理系脳が発達します。

赤ちゃんの頃から島で夏を過ごした娘は東京海洋大学に進んで、海洋汚染対策の研究をしました。

スイミングスクールにも通いましたが、プールと海は違います。

海洋大の太平洋遠泳でも、娘は男子を尻目に泳ぎきり、航海訓練でも酔って研究どころじゃない男子たちの分までやりこなしました。

好きこそ物の上手なれと言う通り、好きだから喜んで学べる。

だから結果が出る。

自然が大好きになる百島で学んだことが人生に彩りを添えたのです。

ちなみに娘のお婿さんも東京海洋大学で生分解性プラスチックの研究をし、現在は全漁連勤務です。

お婿さんも百島が大好き!

(作;矢島真砂子)

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素晴らしいです!

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百島恋綴り 其の6。

2018年08月31日 | 百島恋綴り

環境問題です。

横浜では流しやゴミ入れにストッキングネットをして細かいゴミも流さないし、油も処理し、極力下水を汚さない。

「流し即海」と思っている。

ところが!島こそ海と直結しているにもかかわらず、流しの水がそのまま川に流れ海に流れ込み、汚水が海の生物に深刻な影響を与えています。

横浜と変わらず島もゴミの分別は厳しくて、いっときはゴミ袋に名前を書いて出していました。

ネットで申し込めば粗大ゴミを回収に来てくれる横浜でさえ大きな家具や電気製品を処分するのは気が重くなるものですが、島ではもっと大変。

と思いきや、なんと!粗大ゴミが野山に廃棄処分されているのをよく見ます。

ご自分の土地だから放置しても良いと思うのでしょうが、それは違う!

環境汚染物質が流れ出し土壌を汚染し水を汚染しやがてあさりが取れない浜になってしまう。

お盆前に浜のお掃除をしたそうですが、そのボランティアに参加したおじいさんに聞いたら、孫が来るからとの事。

そう!子や孫に美しい海を残してあげようよ!

はアサリだけじゃなく、ヒトデ、イソギンチャク、シャコ、蟹、マテ貝、いっぱい居たよ。

失うのは一瞬、取り戻すには何世代もかかる。

(作;矢島真砂子)

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海辺、海岸沿いの浜辺へ漂流して辿り着くゴミ問題。

砂浜も含めての土壌の力、汚染を考えさせられます。

ただ、砂浜も、田畠、畑と同じく日々耕さないと、アサリ、貝(きゃぁ)も増えてきません。

かつての百島の貝(きゃぁ)は、日本一美味かった!

今は、どうかな?

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