百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

村田 英雄 (1929~2002)

2022年06月13日 | 空木宝剣

今日は、村田英雄さん没後20年の命日。

よって、午前3時のラジオ深夜便は、無法松の一生から始まって、人生劇場、花と龍、夫婦春秋、王将、柔道一代、黒田節、皆の衆。

以上8曲のオンパレード。

往年の大スターのヒット曲は、昭和30年代まで、時間を巻き戻してくれる。

同じく、6月16日が命日の鶴田 浩二さん(1924~1987)は、先週の深夜便だった。

さすらいの船唄、裏町ポルカ、赤と黒のブルース、好きだった、望郷のエレジー、名もない男のブルース 等のヒット曲が、団塊の老松を少年時代の高砂の松まで届けてくれる。

いろんな大人が生きていた、賑やかな昭和の時代だった。

今日は、昭和97年6月13日との事。

「歌は世に連れ、世は歌に連れ」

遠くなる昭和と共に、斜陽化する紅白歌合戦。

陽がまた昇るには、「世界紅白歌合戦」を提唱。

共産圏が赤組。自由圏が白組。

各国の選りすぐりの天才歌手の歌合戦を、クリスマスから大晦日まで繰り広げれば、戦意高揚の軍歌ではなく、平和の女神が降臨するに相違ない。

「世界紅白歌合戦」生きているうちに、見てみたい。


淀川 長治 (1909~1998)

2022年06月13日 | 空木宝剣

入梅や 緑いきいき 深緑

地球温暖化にコロナ禍。

欧米化とグローバル化。

人が動けば、金が動き、菌もついてゆく。

令和となり、コロナ禍での閉塞感も、はや3年。

ロシアが今年の2月24日に、ウクライナに侵攻して、5ヶ月足らず。

茶の間に流れる戦時下特有の、プロパガンダやフェイクニュース。

取り留めもない、敵か味方に立脚した茶番のニュースソースを避けて、せめて休日は、映画三昧。

戦後生まれの、団塊の子供時代を楽しませてくれたのが、淀川長治さん解説の「日曜洋画劇場」だった。

城山三郎 (1927~2007)の「毎日が日曜日」という小説があったが、令和の時代は、毎日が「映画劇場」。

今日という日は、有史以来の頂点の日。

団塊が若い頃、歴史は墓掘り人のような学問と、決めつけた事もあったが、とんでもハップ。

放っておけば、フェイクや茶番に満ちたこの世を直す、温故知新の学問と知った。

ましてや、ギボン(1737~1794)の「古代ローマ帝国の滅亡」や、シュペングラー(1880~1936)の「西洋の没落」を映画映像化して、BCからの歴史を尋ねれば、2000年以上の仮想寿命が可能となる。

戦争は、映画の中に閉じ込めて、再び地球上の如何なる場所も、戦場としない旨の国際禁止法の成立が急がれる。

やるんだったら、宇宙でやるべきで、地上は、人類や動植物の楽園としての維持に努めるべきである。

そうでなくとも、100年に一度の災害が、毎年のようにやってきたり、1000年に一度の大災害が懸念されたりする時代である。

沖縄や九州方面から梅雨前線が雨を降らせてくる。

各地に洪水やら大水害の水爆弾を降らす、線状降水帯は、空の上の、もう一つの戦場。

爆弾を雨あられのごとく降らす無駄な予算があれば、少しは、自然の怒りを鎮める科学技術に、予算を仕向けるのが賢明な策と確信する。

1966年から30年以上、日曜洋画劇場の解説を勤めた淀川長治さん。

番組の終いには必ず、「さよなら、さよなら、さよなら」と三回挨拶をしていた。

残念なことに、戦争や事件揉め事が大きければ大きいほど、映画としては、面白いが、神戸大空襲の体験をもつ淀川さんとしては、現実の戦争との決別のさよならの繰り返しだったに違いない。

リモートやメールで、会話や挨拶が疎かになりがちな昨今だが、良い事はウェルカム。

悪い事はストップと願いたい。

まさかや~この世は、リンゴ🍎をかじって楽園から追放されたアダムとイブの失楽園だった事を忘れていた。

失楽園を楽園に建て直す。

それが問題だった。