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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

運勢

2022年03月18日 | 福伝。

福井地方、先週末は晴天下。

冬から春へのノーマルタイヤ交換の時季。

タイヤ交換後は、空気圧のチェック、洗車、ガソリンスタンドは大賑わいでした。

車をピカピカに磨きあげている方が多かったです。

多分、車をビカピカに磨きあげる方は、家も綺麗に片付けているのでしょう。

人間も小綺麗にしているのでしょう。

車にキズが付いたら気にかかるでしょう。

事故でも遭うと、心の中は戦争状態。

昔、信号待ちしていた車に追突した事がありました。

追突された方、車から降りて来た方、後ろのバンパーを見ながら、僕に言いました。

「これぐらいのキズならば大した事もないので、気にしなくてよいですよ」と立ち去りました。

こういう方は、今の時代滅多に居ません。

命の洗濯。

命よりも重いものは無いと言いながら、世界は残酷だらけ。

歴史は、残酷物語で満載です。

誰もが人生は、ハッピーエンドで終わりたいものです。

それが、乗り合わせた人生という船の行き先、進路という波に翻弄されます。

生まれた国、育った地域、暮らした家、家庭環境、学んだ学校、働いた職場、それらの人間関係、組織等々・・・すべてが乗り合わせた船です。

人間そのものが、乗り物という自力で漕ぎ出す小さな一つの舟なのでしょう。

身体は資本です。

元気は言うなれば、利益利率かな?

でも命には、寿命があります。

その有限な命よりも価値が軽い「お金」は、半永久的に無限に残るのは、不可解です。

富める財を載せた船は、どんどん溜め込み、その財宝ザクザクの宝船にまとわりつくのが、命という小舟の群れ、人間の行列です。

これでは、人生のハッピーエンドでは無いですよね。

億万長者になりたいならば、それがハッピーエンドでしょう。

お金に賞味期限を設ければ、沈没間近の貧しい船に乗り合わせたとしても救えると考えます。

国際基準のルールとして、人間への最低賃金の補償、最高賃金の規制を❗

大国、集団という巨大船、小国、個人という小舟、それぞれの世界の中にある争い、強いては戦争という差別化を無くす為にも、21世紀の新人類は出来る所から知恵を出さないとね。

小さな声も繰り返し言えば、いつか通じてよりよい知恵が生まれて来るはずです。

お金に賞味期限があればいいなぁ。

運勢は、ハッピーエンドにならないとね。