百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島 十文字山

2011年09月14日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)
十文字山の頂上には、石がある。

その頂上の石のどこかに仏像が置かれていたという事実がある。

誰が、仏像を隠し置いたのか?

十文字山という地名は、何か意味するのであろうか?

おそらく、夏至の日に、東西南北の方向で、何かを探る手立てがあるような気もする。

十文字山にあった仏像を調べた結果・・近江(滋賀県)に関連すると聞いた?!

百島の「百」は、朝鮮半島の百済(くだら)をイメージする。

近江(滋賀県)には、百済寺が存在する。

神功皇后が、邪馬台国の卑弥呼であるという説もある。

百島の八幡神社の祭神は、神功皇后とその息子の応神天皇である。

・・はてさて、備後風土記に登場する蘇民将来という伝説上の庶民を考える。

備後の国に生まれた蘇民将来と桃源郷を探したスサノオウ(出雲の神、天照大神の弟)との出会い・・。

全国各地で「蘇民将来子孫の門」または「笑門」の注連飾りを飾る風習が残る。

とりわけ、伊勢神宮のある伊勢や近江地方では、一年中、これらの注連飾りを飾る地域もある。

蘇民将来が、桃島に生まれ育ったことを前提にすれば、「笑う門には福が来る」の原点は、百島にある。

茅の輪くぐりは、厄病や罪祓いのために左回り、右回り、左回りと「∞」の形でまわる・・十文字のイメージと合致するのである。

今月下旬の秋分の頃に百島へ。

今月末には、伊勢神宮へ参る予定です。

観光気分転換です。