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ナガサキ

2007年08月09日 | 千伝。
今日8月9日は、ナガサキの日である。

こんな話がある。

どうも原爆投下も含めて、アメリカからの空襲情報は、事前に日本の何某の組織は、把握していたようである。

例えば、どこかに空襲される当日「今夜、空襲でやられるから逃げろ」という人間が実際にいたという。

考え方によれば、その類の人間は、当時のアメリカ側のスパイだったかもしれないし、ソ連側の共産党シンパっだったかもしれないという憶測も可能ではあるが・・どうも複雑怪奇な昭和史の暗部を覗くような気もする。

かつて、大本営側で働いていた方の話である。

ウソかマコトか・・ヒロシマに原爆が投下されたあと、大日本帝国大本営は、次なる新型爆弾(原爆)が、長崎か新潟か東京に投下される情報を把握していたということである。

アメリカからの意図的な情報漏洩かもしれないが、興味深いものがある。

東京は、皇居を除いた大空襲の惨劇を踏まえて、今後の終戦処理の場所としては投下されないだろうという確信があったとのこと。

残るは、長崎か新潟か・・。

当時の新潟県知事(内務省出)は、国家機密の掟を破り、英断をもって新潟市民に、その情報を知らしめ中心街から4KM以上離れた郊外、里山へ避難勧告をしたという。

この英断は、今もって活字になってニュースになっていない。

第二の原爆は、新潟ではなく、62年前の今日、ナガサキに投下された。
合掌。