別れも三者三様

さわやかに晴れ渡った日曜日、白球を追いかけて川越へ・・・
友人が勤めているゴルフ場で日本オープンがあり、見に行ったのだが、競技が違っても、最高峰の舞台で戦う選手達を見るのは楽しい。

さて、昨日のプロ野球は２試合、いずれも引退試合だった。

土橋、山部が有終の美　ヤクルト、引退試合で(共同通信) - goo ニュース

年々出場機会を減らしながらも、右打ちの名手として鳴らした土橋、そして現役生活の後半は「谷間の先発」の印象が強いながらも、１３年間投げ続けた山部。
イーグルスに移籍していた飯田も引退し、野村スワローズ時代の主力で現役を続ける選手も高津、石井一、真中、そして古田兼任監督ぐらいになってきた。
来年以降の古田「捕手」の去就は未だ不明らしいが、時代は確実に変わりつつあることは、古田自身がひしひしと感じているに違いない。


日本シリーズを有終の美に　引退する中日・川相(共同通信) - goo ニュース

こちらも、選手としては燃え尽きての引退だろう。
巨人からドラゴンズへの移籍には驚かされたが、落合監督に働き場を与えられ、今年夏に出場選手登録を抹消された後も、アドバイザー名目で一軍に帯同していた川相。
来年は落合監督の下内野守備走塁コーチとなる川相。
もっともっと役割が大きくなっていきそうだ。


一方、素直には受け入れがたい「別れ話」もあった。

大道、宮地に戦力外を通告　２選手とも現役続行を希望(共同通信) - goo ニュース

わたくしがネット上で６年間使い続けているハンドルネームは大道をイメージしたものであり、「ミスターホークス」と呼べる選手は松中でも小久保でも井口でもなく大道だと思っている。
ホークスに最後まで残った南海時代からの選手であり、今年は確かに衰えを感じる場面もあったが貧打のホークスを何度か助けた大道。
この選手は「戦力外通告」を言い渡して引退させる選手ではない。

ソフトバンクがホークスを手に入れて２シーズン目が終わったが、今回ほど「ホークスのフロントが素人になったな」と思ったことはない。
このチームに一番必要なのは、小久保でも強打の外国人選手でもなく、時には王監督に堂々と意見することのできる、故根本陸夫氏のような人物なのかもしれない。