一つずつの積み重ね

ソフトバンク競り勝つ＝プロ野球・西武―ソフトバンク(時事通信) - goo ニュース

牧田と寺原。
両者とも完投能力のあるピッチャーだが、片や球に勢いがなく、片やコントロールがバラバラで１回終わって４－３というスコア。
それでも何とか経験を生かしてというところで、２回以降はロースコアの試合に。

４回表、高めの緩い球をラヘアがレフトスタンドに持って行って４－４の同点。
その裏、そして５回裏も得点圏にランナーを許しながらも何とか無失点に抑えた寺原。
６回は金澤が投げて無失点。

ホークス同様、中継ぎ陣の人材不足のライオンズ。
牧田を投げさせ続ける。
７回表、ラヘアを歩かせバントと内野ゴロで３塁へ。
中村がライト前にタイムリーを放って４－５と勝ち越し。

この１点を７回は柳瀬が変化球を駆使しながら、８回はファルケンボーグがスピード感はないもののストレートのコントロールで、９回は五十嵐がストレートと変化球を織り交ぜて守り切った。

ホークスはここ１０何年も、勝利の方程式と言われる中継ぎの厚さで勝ち抜いてきた。
それが一気に崩れ、苦境に陥った。
貯金もあっという間に消えた。
失ったものを取り戻すべく、今いるメンバーで最善の事を。
それが出来た試合。
ここからまた一つずつ積み重ねていくしかない。