田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

風化したとしても

2012-01-05 10:20:51 | その他
原爆慰霊碑にペンキ=器物損壊容疑で捜査―広島(時事通信) - goo ニュース

事の是非はともかくとして、「そっとしておこう」的なモノや場所と言うのはあると思う。
広島の原爆慰霊碑などはその最たるものかと。
ペンキをかけた人間は「過ちを繰り返さない」部分に対し、自分たちが被害を受けたのに過ちとするのはおかしいと思ったのだろう。
何を過ちとするかをもう少し考えるべきだと思うが、これが少なくとも昭和の時代なら反感を持ったとしてもペンキをかけるまでには至らなかったはずだ。

広島に原爆が落ちてから70年近くの月日が経とうとしている。
確実に当時の状況を知る人間は少なくなっている。
いくら映像があるとはいえ、実体験にはかなわない。
近年原爆投下の日に合わせて日本の核武装についてのシンポジウムを開くなんて動きも、一種の風化なのではないかと思う。

これはく昨年起こった地震にも言えるだろう。
今は被害の後も鮮明であるが、何十年も経てば当時を知る人間は少なくなる。
そして津波が襲った場所にも家が建ったり、避難の時の動きも遅くなる。

人間だれもがいつまでも生きられない以上、物事が風化するのは仕方がない。
そして風化をしないと、先へ進めないとも思う。
ただ、その物事に対して大切に思う姿勢だけは忘れてはならないはず。
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