主演、イチロー

日本、韓国に雪辱許す ＷＢＣ１次ラウンドは２位(共同通信) - goo ニュース

がんばろう神戸を合言葉に優勝をし、タイガースをも凌ぐ人気を誇っていた仰木監督時代のオリックス。
指揮官が常々語っていた言葉。
「主演、イチロー」
その言葉が、十数年のときを超えて甦ったような、いわゆる侍ジャパンの戦いっぷり。

一昨日、相手は同じ韓国。
大量のフラッシュを浴びて、１回のバッターボックスに立ったイチローはライト前にヒットを放ち、大量得点への序曲を作ったが、同じように大量のフラッシュを浴びた今日のイチローは３球目のストレートを打ってセカンドゴロ、この回３者凡退に終わった。

金泰均が４回に３塁線を抜けるタイムリーを放って韓国が１点先制。
一方日本は打線に火がつく気配すらない。
韓国は走塁ミスが多く、奪えるはずの点が奪えず、また守りでは先制した直後の４回裏、ボークでランナーを進ませ、１アウト３塁のチャンスをくれたものの、先の２戦で大爆発した村田、そして稲葉がいずれも凡退してしまう。

８回裏、１アウトランナー無しから４打席目のイチローがセンター前にヒットを放つ。
続く中島にバントをさせて青木に期待をかけるがピッチャーゴロに倒れる。
相手はスワローズの守護神、林昌勇。
そう簡単に打てるわけではないが。

馬原、ダルビッシュ、藤川と勝ちパターンの継投を見せて食い下がった日本だが、打線は最後まで火を噴かず０－１で負けた。
イチローが打たないと勝てない状態の日本。
これは良くない傾向であるのは間違いない。