こんな記者なら・・・

マスコミに就職するのは難しい。
１次、２次、３次と次々にふるいに掛けられて、選りすぐられた学生だけがたどり着ける世界。
最もその前に、どこの大学に通っているかという事も問われる。
自分の通っていた大学は、マスコミからはハナから相手にされない（と自分で勝手に思い込んでいた）大学だったので、マスコミで働いてみたいという希望をほんの少し持ちながらも、自分の意気地なさもあり、何もせずただ羨ましいという思いを持つしかなかった。
もちろん、中途入社は新卒以上の狭き門。

そんなマスコミで働く人だからこそ、普通の人以上に広い視野、そして他人の心を慮る姿勢を持っていて欲しいと願う。

ただ、こんな記事を見ていると・・・

１５歳でプロトーナメントに出て、そして優勝するのは凄い。
そして多くの観客を集めながらも、惑わされる事なく自分のプレーができるのは素晴らしい。

ただ、石川遼君はゴルフ界の二流国である日本の、トップではないゴルファー、しかもアマゴルファーである。
アメリカやヨーロッパには、恐らく石川君と同年齢で同レベルの選手はいるだろう。

海外にゴルフの取材に出られる程度の知識を持った記者なら、石川君は日本では有名でも、日本以外では無名選手である事はわかって当然のはず。

なのにタイガーウッズに「ハニカミ君へのメッセージ」を求めてしまうとは・・・

リンク先の記事には、質問の主はテレビ朝日の関係者である以上の記載はないが、この主がゴルフについて、いやスポーツについて、いや事件事故を含めどれだけの取材を重ねどれだけの映像を残してきたのか、知りたい。

そしてこの主がテレビ朝日のエース級の記者であるのなら、自分がこの記者に代わって多少の英語を勉強したのち海外へゴルフ取材に行きたいとさえ思う。