田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

最後の非冷房車、消える

2007-08-06 20:05:25 | その他
東北や北海道を除いて、冷房のついていない電車やディーゼルカーはどれだけあるのだろうか。
2年前、茨城の石岡から鉾田まで、今はもう廃止されてしまったけど鹿島鉄道と言うローカル線に乗った。
床が木でできている年代モノの1両編成のディーゼルカーだったが、後付けとはいえ冷房はしっかりついていた。

四国の高松周辺を走る琴電こと高松琴平電気鉄道で、この度最後の冷房無しの電車が引退し、冷房化率100%を達成する事になったという。

家の近くを走る西武新宿線の電車が100%冷房化になったのは確か小学生の頃、20年以上前。
西武線に新車が入り、お古の冷房無しの電車が群馬あたりのローカル私鉄に貰われていった。
池袋線や中央線はもうちょっと遅かったはずだが、それでも20年前には冷房化率100%もしくはそれに近い数字になっていたはず。
今は西武線の冷房つきのお古が群馬や滋賀に行き、冷房無しのお古は既に姿を消している。

琴電も、京浜急行や名古屋の地下鉄のお古を譲り受けて、そしてようやっと今年の夏、冷房無しの電車を無くすことができたという訳。
なんだか地域格差の図式そのままって感じもする。

ただ毎日乗る分にはいやだけど、恐らくは高松の市街地を抜けると田んぼのど真ん中的な車窓が広がっているであろう琴電。
1両くらい残してもらって、土日に観光用として動かしてもらって、全開の窓を吹き抜ける風を存分に味わってもらうのもいいかとは思うが、80年使った電車にこれ以上働いてもらうのは酷か。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鬼門脱出で首位に立つ | トップ | どうなる東久留米 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事