フルキャストリーグ誕生？

フルキャストが首都圏独立リーグ構想 (日刊スポーツ) - goo ニュース

少し前四国アイランドリーグからのドラフト指名が０であったことを書いた。
その要因の一つには選手の年俸が200万円程度なので、プロ野球はおろか社会人野球からも漏れたレベルの人材しか集まらないからでは？と書いたが、このフルキャストリーグはこうした独立リーグが抱える難問、「選手年俸をどの程度、どのような形で保証するか？」という問いに対する一つの解答ではある。

試合や練習の間にフルキャストで選手をバイトさせる。倉庫や工場での力仕事が主だからトレーニングにはうってつけ。選手達もそれなりの収入を得られるというわけだ。
ザスパ草津が設立当時取った「選手を温泉街の各施設でバイトさせ、選手年俸の足しにする」のと似たような制度である。

そしてこの独立リーグがプロ野球の２軍と積極的に交流試合を行ったり、本拠地を設け地域密着を図るなどの活動を続ければ将来、プロ野球に漏れた選手が社会人野球ではなくこちらの独立リーグを選ぶ可能性すら出てくる。
そしてフルキャスト以外の人材アウトソーシング会社も参加して「グットウィル○×ズ」「高木工業△×ず」とかが出てきて一大独立リーグになったりして（笑）

いずれにせよこのフルキャストリーグが実現すれば、これまで球界に居続けた人の発想だけではなく、全くの異業種から来た人の発想を入れると野球はまだまだ面白いものになるという好例になるだろう。