なんと屋根を取る！！

この春、とりあえず関東のチームは本拠地球場での開催を大きく減らすことにより、電力使用の削減に取り組むことになった。
ライオンズは大津へ、スワローズは静岡へ。
それぞれ親会社の絡みなどがあっての一時的な疎開っぽいが、大津、静岡の人々にとっては思いもよらぬ楽しみが出来たことになる。

ただ、問題は７、８月。
普通なら土日でもナイターを行う時期にどのように試合日程を組むのか。
一番よいのは夏場でも涼しい東北北海道での試合を多くすることだろうが、北海道はともかく、夏場でも被災地での試合を多く組むことが出来るとは思えない。

そこでライオンズ球団は思い切った手に出た。
４月の開幕自粛期間中に、なんと屋根を覆うテントをとってしまうというのだ。
夏場は巨大サウナ状態になり、稼ぎ時の夏場に観客を減らす事態に陥っていたライオンズ。

毎年恒例のライオンズクラシックも検討されてはいたが、ネタもクラウンライターライオンズのユニフォームの復刻ぐらいしか残っておらず、既に会社として存在しないクラウンライターのユニフォームを使うぐらいならという側面もあるようだ。

なお、テント撤去は４月いっぱいかかる予定。取ったテントは第３球場、ユネスコ村跡地などに保管される。
今シーズン終了後の１２月から、再度テントをかける予定とか。

夏場は平日でもデーゲームを決行する構えで、観客には水分補給を充分行うように呼びかけるとのこと。
思わぬ「西武球場」クラシックで観客が増えたりして？