せんべいの力で電車を動かせ！

久々の「鉄道」カテゴリーでございます。

せんべいの力で電車を動かせ！といっても、せんべいを動力源にした電車が登場したという話ではない。

千葉県銚子市にある銚子電鉄が経営危機に陥っているというお話。
ここの鉄道は以前からたいやき屋、たこやき屋、そしてせんべい屋を副業で営み、本業よりも副業のほうが収入が多い状況が続いていたが、経営危機に陥り、電車の検査を行う費用も出せない状況に陥っているらしい。

この会社は経営母体が何度か変わっている様で、経営危機＝資金不足の理由は前社長の使い込みにあるらしいが、とにもかくにも経営危機。
理由が理由だけに、国や自治体からの補助金もほとんど当てにできないようだ。

そこで公式ＨＰのトップに社長名で緊急メッセージを載せているのだが、そのタイトルが「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください」というのが泣ける。

まあ、東京や千葉市から銚子は遠いし、わざわざ電車に乗ってもらうより千葉駅のキヨスクでも売っている（はずの）ぬれ煎餅を買ってもらったほうが、手っ取り早い手段ということかもしれないが。

ちなみにこの銚子電鉄、去年の９月、犬吠崎を訪れたときに１度乗っている。
冷房のない１両編成の電車が往復しているのだが、本数は３０分に１本ぐらいは出ていて、休日ということもあったが乗客も意外と多く、２０～３０人くらいは乗っていた記憶がある。

理由はどうあれ、銚子電鉄が廃止になるくらいなら、もっと本数も乗客も少なくて廃止になりそうな路線はいっぱいあるような気がするのだが・・・