田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

ボビーマリーンズは来年限り

2008-12-21 21:48:10 | 野球
バレンタイン監督来季限り シーズン前、異例の通告(共同通信) - goo ニュース

12月も下旬。
プロ野球で残されているのは、大物選手の契約更改程度で、監督が、ましてやアメリカに自宅のある監督がわざわざ球団事務所にやってきて、何をする?
というところ。

シーズン中から采配について不満の声があちらこちらから上がり、最後の試合には元巨人の中継ぎ投手であった解説者から「このチームにはコミュニケーションが不足している」と指摘されたマリーンズ。
球団社長がボビー・バレンタインをわざわざクリスマス直前に呼び寄せたのは、来年一杯での契約終了を告げるためだった。

バレンタイン監督にとっては寝耳に水だった事だろう。
まだ58歳、5年でも10年でも千葉の地で監督を続けるつもりだっただろう。

だが球団の思いは違った。
20億に抑えられれば上等とされる慢性的な赤字体質。
その中で5億を、2位と4位を繰り返す指揮官のために費やさなければならない。
野球を知らない人々をも引き付けるあの営業スマイル、そして数々のパフォーマンスは、チームの人気向上のひとつの要因にはなった。
しかし、費用と効果のバランス、そして年々増えていく要求の中で、もう耐え切れないところまで来ていた。

95年、10年ぶりのAクラスに導き、そして広岡GMとの確執で1年で去った時の主力、堀、小宮山が現役最後の年になりそうな来年。
1年限りと宣告されたボスの下で、どれだけの選手が意気に感じて燃えられるのか。
そして内野、3塁側をも埋め尽くすまでに至った白い軍団の数に変化があるのか。
来年のパリーグの順位予想をさらに難しくする要素のひとつになることは間違いない。
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