無心

日記

北原白秋展

2014-10-05 14:10:16 | 日記
福岡県柳川市出身の白秋が、初めて小岩を訪れたのは1916年、31歳のとき。隣家の妻(俊子)と恋に落ちた.いわゆる
「桐の花」事件で文壇での名声を失った白秋は、俗世を離れたのどかな田園風景の中で再起をかけ創作活動に励んだ
「この写真は、1917年・白秋と章子と愛犬コロ」


活躍の場だった児童雑誌「赤い鳥」全196巻も展示している


紫烟草舎(しえんそうしゃ)」と名付けた住まいで詩歌雑誌「烟(たばこ)の花」を創刊。小岩で暮らしたのは
一年だったが、極貧でも心豊かな日々で、白秋が童謡界で開花する基盤となったとされる


会場に紫烟草舎の一室を復元し、直筆の手紙などを飾った。当時の生活ぶりを紹介するパネルや、童謡に深く
関わった動機には、3人目の妻の佐藤菊子の温かい人柄や、2人の子どもに恵まれたことなどが挙げられる



白秋自筆のさし絵 「ピエロの思い出」



白秋をめぐる3人の妻、福島俊子、江口章子、佐藤菊子のことが克明に記述されているが、章子の頁が大半を占めている。
貧しさに耐え歌を求めた白秋と章子は同棲し、千葉県葛飾真間に住み、紫烟草舎の生活を始める。白秋の「雀百首」
「雀の卵」は、二人の愛の結晶から生まれた、白秋作品中の最高傑作と言われている




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