こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「駅無人化」問題で近畿運輸局と交渉

2016-05-16 18:50:01 | 活動報告
近畿の私鉄で、無人駅が急増、地元の南海本線松ノ浜駅も3年前の4月から終日無人駅になった。

2月、国会議員団近畿ブロック事務所とともに、地元の自治会代表の皆さんのご協力もいただいて現地調査。

そして3月29日には、南海本社で大阪・和歌山の沿線の議員団と、国会議員団事務局、わたなべ結さんも一緒に交渉。その日のブログはコチラです。


そして、参議院国土交通委員会で4月26日にたつみコータロー議員が質問

私達の見たこと、聞いたこと、感じたことがそのまま国会質問で取り上げられ、「無人化にあたっては、地方自治体や利用者など関係者の理解を求めることが重要」という大臣答弁がありました。


それらを踏まえての、今日の近畿運輸局との交渉でした。


たつみコータロー参議院議員秘書、わたなべ結さん、各地方議員団、国会議員団事務所など、大阪、和歌山、奈良から24名の参加。


国会での答弁で「安全性確保が前提」と繰り返されているが、無人化された駅でおこっている実態は「安全」とは言いがたいこと、「地元の理解」どころか、説明も通知もされず、「一枚の張り紙でいきなり無人化」であったことなど、私を含め沿線の議員がそれぞれ伝えました。


「地元の理解を求める」ための協議などが行われていないことに対して、国会での大臣答弁に基づいて、運輸局としての対応を求めたところ、「お聞きしたことを伝達する」というだけなので「伝達するだけでなく、監督官庁として指導して欲しい」ということを私からも重ねて要望しました。



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福祉もまちづくりも 住民参加で

2016-05-15 22:40:31 | 活動報告
一気に夏日。暑くなりました。


午前中は、戦争法廃止2千万署名で地域へ。

日頃、後援会ニュースをお読みいただいているお宅などを訪問します。

私は、ハンドマイクで訴えもしました。


戦争法廃止を求める運動のなかで、「野党は共闘を!」の声が広がり、全国32の参議院線選挙1人区のうち、すでに26の選挙区で野党統一候補が誕生したことも喜びをもって報告します。





そして午後は、市民会館で議員団主催の市政報告懇談会。

市民会館に隣接する消防署の移転スケジュールなどについての質問。

臨海部に近い地域だけに、地震・津波のときの避難所についての不安の声。

府道の歩道整備についての意見など。

いくつか宿題も(その場でお答えできなかった問題)もいただきました。


私からは、主に介護保険制度の問題、要支援認定の方のホームヘルプ、ディサービスの市の総合事業への移行問題について報告させていただきました。


このまちの介護の保障の仕組み、

災害に強いまちづくりや、安心して歩ける道路の整備、

どれをとっても、みんな声が生かされ、できるだけ多くの方が納得できるやり方をすすめることが一番。


あらためてそのことを感じた懇談会でした。


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母親大会&九条の会総会

2016-05-14 22:58:44 | つぶやき
午後から、泉大津母親大会。


母親大会の始まりの落語で、笑いながら、うなずきながら、あっという間の30分。


そのあと、テーブルにわかれてのグループトークの時間ですが、ここからは2階の泉大津九条の会の総会へ。


1年間の活動を振り返りながら、参加者からの発言が次々。

新しい役員を選んでお開きとなりました。

引き続き、役員のひとりに名前を連ねさせていただくことになりました。
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市民&野党の共闘

2016-05-13 23:30:37 | 日本共産党
全国32の参議院選挙1人区のうち、25選挙区で「野党統一候補」が誕生。

今日のしんぶん赤旗の記事はコチラ


25の選挙区のひとつひとつにドラマがあったことを想う。


昨年の9月19日。未明に安保法制の採決強行。

その日の夕方、志位委員長の記者会見で「戦争法廃止の国民連合政府を。そのための野党共闘を」と呼びかけ。

国民の声も憲法も乱暴に、踏みつけにした暴挙に怒りをこめて街頭でマイクを握り、そして家にもどって「日本共産党の呼びかけ」を聞いたときの「これだ!」という思い。

その日のブログはコチラです。


そして半年後2月19日の「5野党合意」。

次々と誕生する野党統一候補。


「戦争法廃止」で生まれた野党共闘は、国民の暮らし、命を守る主権者の心からの願いを受け止めながら、豊かに発展することを確信する。

「市民の声」が後ろ盾にあるのだから。



参議院選挙投票日というわれる7月10日まであと2ヶ月をきった。


6月議会と、歴史的な参議院選挙。同時並行で、一日一日、一刻一刻に心をこめて。



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議会の新体制スタート

2016-05-12 17:05:33 | 市政&議会報告
今後一年間の、議会の諸役員、委員会構成などを決めて、臨時議会を閉会しました。

新議長は堀口陽一議員(立志会)、副議長には日本共産党の森下いわお議員が選出されました。

議会選出の監査委員は丸谷正八郎議員(市民クラブ)です。


全て、選考委員会での協議により内定し、議長による「指名推薦」です、


私は、議会運営委員会の委員長を務めることになりました。

議運の委員長は3回目になります。

議会運営については、全体の合意が原則ですが、それぞれに、それぞれの意見があり、ひとつの結論を見出すのは簡単ではありませんでした。

常に「市民目線」で考え、「開かれた議会」をめざしたいと思います。


常任委員会の所属は、これまで同様、私が厚生文教、森下議員が総務都市です。

農業委員会、泉州水防議会には引き続き所属、高石市泉大津市墓地組合議会議員は交代しました。


新たな気持ちで、がんばっていきます。
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映画「追憶の森」

2016-05-11 23:59:27 | 旅行・楽しいこと
ゴールデン・ウィークのある日、」「追憶の森」を観ました。

「映画でもみよか」という軽いノリ(実はそんな気分で・・・)で観るには、ちょっと重たい作品でした。


けれど、ずっしりと重たくはあっても暗いのではなく、いい時間を過ごせたと思います。

あとになってから、じわじわと心に甦るものがあります。お奨めです。


今日は、今期、最後の議会運営委員会でした。

明日が臨時議会の最終日になります。

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今年の母親大会

2016-05-10 22:44:53 | つぶやき
「生命を生み出す母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます」をスローガンに毎年、回を重ねて今年は第44回。

泉大津母親大会は、今度の土曜日、5月14日です。




「かがやけ みんなの笑顔 落語で笑って 元気にいこう!」と呼びかけ、落語を聞いて、皆で暮らしや平和についてワイワイがやがやしながら考えてみようという企画。


同じ日に同じ会場(2階 会議室)で、泉大津九条の会の総会があります。

「九条の会」の世話人のひとりでもあるので「困ったな」と想っていたら、「残念!」なのは私だけではなく、母親大会のプログラムはトップに落語で、2時からの九条の会総会が始まる前に落語を聞かせていただくことができるようになったそうです。

粋なはからいに感謝!


落語は老楽亭ぼちぼちさん。

案内にもありますが、お名前をきくだけで楽しくほのぼのします。

今の世相、このごろの政治。笑いの中にいろんな想いこめて語ってくれるんだろうなと期待しています。


第44回 泉大津母親大会

5月14日(土)1時半~ 勤労青少年ホーム 1階集会室
 



小さい子どもさんがいて、手がはなせないお母さんも、事前に申し込めば保育もあります。申し込みは下記まで。

(22)0519 教職員組合
(22)6641 新婦人泉大津支部



市議会新体制は臨時議会2日目の今日、選考委員会で内定。

12日の最終日に、本会議で確定します。「内定」なので公表は差し控えます。
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高齢者の肺炎 球菌ワクチン予防接種について質問がありました

2016-05-09 17:05:53 | 社会保障
昨夜の市政報告懇談会の中で、出された質問のひとつ。

「肺炎球菌ワクチンの助成は、年齢に関係なく受けられるのですか?」


4月の「広報いずみおおつ」にも掲載がありますが、65歳、70歳、・・・・の5歳刻みで3月末に「助成券」が送られています。

質問された方は、「助成制度がない時期に1回目の接種を自費で受け、それから5年たった今年、2回目の接種を受けたいが助成の対象になるのかどうか」ということでした。


4月号の「広報」をお持ちの方もあり、記事の紹介で助けていただきました。けれど申し訳ないのですが、その場で確かなお答えをすることができずに「宿題」とさせていただきました。


今日、保健センターに電話で問い合わせましたが、残念ながら答えは×

「広報」の説明をよく読むと「定期接種・任意接種とも、肺炎球菌ワクチンを接種したことがある人は助成対象外」とありました。

つまり、「助成制度がない時期に、自費で接種を受けた人はダメ」ということ。


「国の基準」だそうですが、なんとも理不尽な話だと思います。

一度接種したら生涯、効果が持続するのではないのに、「助成は生涯に一度だけ」というのも残念なことと思いますが、百歩譲って「生涯に一度」を辛抱するにしても、助成制度がない時期に1回目の接種を受けていれば「生涯に一度」の助成さえも受けれないとは!


「高齢者の健康が大事」だというなら、こんな理屈にあわないことは改めて欲しいものだと思います。




今日から臨時議会。

議長、副議長、監査等の役員改選で、選考委員会を設置して協議が続いています。

会期は12日まで。
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「母の日」に

2016-05-08 22:38:00 | つぶやき
幼稚園に行き始めた、もうすぐ4歳の○ちゃんが「母の日」のために描きました。

右肩あたりの「サイン」は、「おかあさんのなまえを かいた」そうです 

世界にひとつだけ、(○ちゃん語のサインです。



私には昨日、一日早く、娘たちからのプレゼントが届きました。

3人のうち、二人は海外、二人は目も手も離せない小さな子どもたちの世話に明け暮れているのに、そんな3人が相談して送ってくれるプレゼント。幸せです。


この幸せを「おかげさまで」と伝えたいのは、娘たちの成長を支えてくれた母ですが。

母がいない2度目の「母の日」。



2日に3人目を出産した長女は、今日、退院。

母子ともに健康で、1週間で退院できてよかった。

明日から(今夜から)、嵐のような日々が始まるんだろうと思います。


里帰り出産の次女のときは、退院の日からが私の出番で、忙しくも楽しい1ヶ月でした。

海の向こうにいる長女のところへは、助けに行ってあげることはできません。


娘たちの心遣いに「母」であることの幸せを感じ、天国の母を想い、「母」として奮闘中の娘たちにエールを送る。私の「母の日」でした。



今夜は、条南長寿園の市政報告会でした。

初めて参加してくださったかたもあり、いつもと違う顔ぶれで、私も勉強になりました。


一番、話題になったのは介護保険のこと。「来年の4月から、要支援の方の訪問介護とデイ・サービスは介護保険ではなく市の総合事業に」と言うと、「介護保険料払ってるのに!」のつぶやき。

そのとおりです。だから「保険給付からはずす」の法律のもとでも、「必要なサービスは保障」もまた「原則」とすること、市の「総合事業」をどんな中味にするのかが問題だと想っていることをお話しさせていただきました。











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市政報告会のご案内

2016-05-07 09:17:45 | 活動報告
以下のように市政報告懇談会を行います。


5月8日(日)午後7時~ 条南長寿園


5月15日(日)午後2時~ 泉大津市民会館 市民研究室




来週15日は、議員団の主催で、森下議員と二人で報告します。

どうぞ、お気軽にご参加ください。
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「認知症になった私が伝えたいこと」

2016-05-06 20:15:58 | 読書
認知症についての認識だけでなく、人間について、生きることについて、とても大切なことを教えられた気がします。


認知症になるということは、元気なときには気にもとめない、しかし、自分が生きていくうえで本当に大切なものは何かに気づく機会なのかもしれません。認知症の人たちは、まだ認知症を経験していない人たちの一歩先を歩みながら、一人ひとりにとって「大切なことは何か」をその生きる姿を通じて懸命に伝えてくれている人たちだと思います。(永田久美子 「解説」より)


著者、佐藤さんが呼びかけ、代表をつとめる「3つの会」は「つたえる」「つくる」「つながる」の三つのキーワードの頭文字をとって「つ」が3つ。


「つたえる」「つくる」「つながる」は、人として生きていくことの中で、とても大切で、とても基本的な3つの「つ」なんだと思います。



著者;佐藤雅彦(1954年、岐阜県生まれ。中学校の数学教員を経て、システムエンジニアとして勤務。51歳でアルツハイマー型認知症と診断されて退職。認知症当事者の会「3つの会」代表、「日本認知症ワーキンググループ」共同代表)

発行所;大月書店
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未来を創る 子どもたちへ

2016-05-05 21:42:59 | 大きくな~れ パート4
「子どもの日」の赤旗しんぶん一面は、被災地の子どもたち。

「はやくがっこうへいきたい」(6歳)


「おともだちと いっしょにボールあそびをしたい」(6歳)


「もとの生活にもどりたい」(12歳)


「はやくいえをみつけたい!!」(8歳)


・・・・みんな、みんなあたりまえで、そしてとても、ささやかな願い。一日も早く、学校や、家や、「もとの生活」を、この子らに・・・と思います。


子ども達は、今、生きている未来そのもの。

どの子もみんな、おなかいっぱい食べて、遊んで、勉強して、大きくなって欲しいと思います。

それを保障する責任が、私達にはあります。


海の向こうにいる、私の愛しい人たち。



○クンは、絵を描いたり、粘土で作品をつくるのが好き。「この色の濃淡のつけかたは、すばらしい!」と言ったら「孫バカ、炸裂」と娘に笑われましたけど。




2歳の○みちゃんは、生まれたばかりのあかちゃんといっしょに病院にいるお母さんを探して泣いているのでしょうか?

「お姉ちゃんになった」ことの意味は、まだわからないのだろうな。

近くにいるなら、抱きしめてあげたいけれど。




○クン、○みちゃんの妹。名前はまだありません。




○クンと○みちゃん、そして3日前に生まれたチビさんと。3人、たくましく育ってくれることを・・・。






こちらの二人は、いつも仲よしで。



○ちゃんは、小さなおかあさん。








○おクンも、ひとりでぶら下がれるようになりました。

横で、少し心配そうなのは、“小さなおかあさん”。



みんな、のびのびと、健やかに、育ってくれることを、心から願っています。










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池上曽根史跡公園にて

2016-05-04 20:56:54 | つぶやき
池上曽根遺跡史跡指定40周年・史跡公園開園15周年の記念式典が、公園内に設けられた特設ステージで開催された。

夜半からの雨もすっかりあがり、まさに五月晴れ。


和泉よさこい「りょく」の演舞も、いずみ太鼓鼓聖泉の演奏(写真)も素晴らしい。


その力強い演奏に身も心も心地よく委ねながら思い起こすのは、8年前の府立弥生博物館の存続運動のことだ。

当時、橋下前知事が就任して直後に打ち出した「財政再建プログラム」の中に、弥生博は「統合・廃止」とされ、びっくりした有志で市民の会が立ち上がり、思いつく限りのいろんなことをした。署名、団体・個人への申し入れ、議会の「意見書」採択の要請、新聞社への情報提供・・・。

この同じ場所、野外にステージを作って、古代史の研究者の方々を招いたシンポジウムも開催した。


その運動の中で、いろんなことを学び、考えた。貴重な経験だったと思う。

その夏に、一緒にその「会」に参加した会派を超えた議員、4人で佐賀県吉野ヶ里に視察に行った。そのときの「報告書」から「所見」を以下に引用しておきます。自分の記憶にしっかりとどめるために。



 大阪府が推進する「財政再建策」のなかで博物館を含む「公の施設」の運営について抜本的な見直しが提起され、その一環として本市の市域に関わる弥生文化博物館(弥生博)の存廃も問われた。私自身は同博物館の存続を強く願って思いを同じくする市民運動にも関わってきた。当初、「廃止」とされた弥生博は「当面の存続」へと一定の方向転換がされたものの、府の「維新プログラム案」を見る限り、府は文化行政・博物館の運営にも経済的な「効果・効率」の尺度を持ち込むという基本的なスタンスを変えていないと思われる。
 そうしたなかで今回の行政視察は、文化財保護についての行政の取り組み、また史跡の発掘・保存・調査とともにその成果を広く情報発信し、「まちの魅力」を高めることに成功している先進事例を学び、今後の府・市の文化行政について考える示唆を得ることが目的であった。
 
県立佐賀城本丸歴史館と国営吉野ヶ里公園は、片や「幕末維新」、片や古代・弥生時代と、全く異なる時代の歴史遺産を対象とし、また設置・運営主体も県・国と異なる。しかし、そこに太く貫かれた基本理念は共通したものが感じられた。そのうちで、特に強い印象としてあるのは次の2点である。
そのひとつは、現代に生きる私たちに残された情報を手がかりに「かつてこの地に生きた人々」の暮らしを「できる限り忠実に復元・再現する」という姿勢である。本丸歴史館の復元にあたって「ここに柱があった」ということを実に重く位置づけ、一方、例えば襖の模様など「資料が残されていないのでわからない」ものはあえて無地のままとする。「事実に忠実に」が、揺るがぬ基本である。
吉野ヶ里でも、2000年前の建築物や周囲の植栽まで、その位置、形状等、様々な検証を経て「復元」している。土器の破片からもとの形を復元する根気のいる作業にあたっている女性のお話を聞く機会があった。「指のあとがあるのを見つけると、思わず自分の指を重ねる」という言葉が心に残った。
歴史文化財から私たちは、かつて「ここで生きた」先人の無言のメッセージを受け取り、「今」につながる歴史を体感し、「自分」につながる「命の連鎖」をもまた感じ取る。それはけして「経済効果」で測ることのできないものであろうと思う。弥生博の「廃止・近つ飛鳥への集約化」という府の案に対し、「ここで発掘された遺跡はここにあってこそ意味がある。」と私たちは主張してきたが、それが的を得たものであったと確信する。
ふたつめには、文化歴史遺産を単に保存するだけでなく、国民共有の財産として生かすための行政の努力と市民の参加である。
県直営事業として運営されている本丸歴史館は、学芸員3名などを含む県職員計10名に加え、「展示開設ボランティア」の活躍が目立つ。登録者数約100名、毎日10名体制で展示物の説明と案内をしている。ボランティアの報酬が「一日550円」と聞いて驚いたのも事実であるが、ボランティア・スタッフの方々は「喜んでもらう」こと自身を生きがいとして、日々研鑽しておられるように思われた。「320畳の大広間」など、他にはない施設の特徴をいかした事業(体験型イベント等)も、県民が企画の段階から参加しているとのことである。「市民との協働」の形として学ぶべき点が多くある。
吉野ヶ里公園は2001年に供用開始し初年度の来園者は68万人を超え、以後年々減少傾向であった。2004年には41万5千人にまで減少したが、その後「利用促進計画」を策定し(「計画」の策定過程や内容の詳細については充分聞くことができずに残念であった。)その効果により、年々来園者が増加している。

次に今回の視察を通して、弥生博の今後について考えるにあたって課題とすべき点について、特に以下2点をあげたい。
そのひとつは「国指定」の史跡として、国の財政措置をあらためて求めるべきではないかということである。吉野ヶ里公園は、池上曽根史跡公園と同じく弥生時代の環濠集落の発掘・保存の上に整備されたものであるが、国の「特別指定」とされ「国営公園」として成り立っている。大阪府は当初PTでは弥生博の「市への移管も検討」とし、「維新プログラム」案でも「地元関係自治体との連携強化」をうたっている。「府が財政難だから残したければ市で運営」ではなく、むしろ広域的な文化財の保存・活用についての国の責務から国の財政負担を求めるのが至当ではないか。池上曽根遺跡は1995年に文化庁によって「古代ロマン再生事業」の第1号としての採択を受け、2001年に史跡公園第1期事業が完了したと聞く。史跡公園、またそれと一体のものとして機能している博物館の運営についても、国の財政負担を求めるべきであると考える。
ふたつめには、弥生博、史跡公園、弥生学習館の活用について、より一層相互の連携を高めることである。吉野ヶ里公園は史跡指定地域の国営公園と「史跡指定外」の県営公園はまさに一体であり、運営も財団法人が一体的に担っている。吉野ヶ里公園の、一旦来園者が落ち込んだ状況を打破した取り組みのなかで、「見る」だけでなく「体験する」ことを重視した多面的な取り組み、あらゆる機会を生かした情報発信、等は、当地では、博物館、公園、学習館の「一体的」取り組みのなかで生かせるものである。府立博物館、公園、市立学習館が「同じ地域に存在することに意味がある」とも主張してきたが、単に「隣接している」だけでなく、補完しあって相乗的に機能を果たす可能性はまだ潜在しているのではないか。運営主体の異なるものの調整の要として本来果たすべき府の役割を求めつつも、地元市、あるいは地元住民からの積極的な働きかけも必要となっていると思われる。
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「憲法こわすな!」5・3おおさか集会

2016-05-03 20:31:08 | 憲法・平和
午後から扇町公園へ。

集会の名称は「憲法こわすな! 戦争法を廃止へ! 平和といのちと人権を! おおさか総がかり集会」。

長いけいれど、気持ちにピッタリです。




舞台に野党の代表が次々に登壇。



日本共産党からは。わたなべ結さん。力強い決意表明。


「3月に出産したばかり」と言うお母さん、15歳の高校生、シールズの大学生・・・若い人たちの言葉は響きます。まっすぐで。




「参加者2万人」のアナウンスがありました。

スピーチが続く中、順次パレードの出発。泉大津九条の会の旗のもと、梅田まで歩きました。
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今日、あなたが生まれた。

2016-05-02 23:02:17 | 大きくな~れ パート5
会議中はスマホの持込はNGです。

議会運営委員会が始まる10分前。パパさんから写真つきでライン。

「おかげさまで8時半ごろ、あかちゃんが生まれました。可愛いです。娘ですから当たり前ですが。・・・・」


「おめでとう。ホッとしました。」とだけ返信して、安心して会議室へ入りました。


今日、5月2日。今日は特別な日。

私の5人目の孫、あなたが生まれた日ですから。


あなたの母、私の娘が「3人の子の母」となった日ですから。


あなたの視線の向こうの母の顔。

「美しい」と思いました。

命を生み、その命を抱く。

人が一番、美しく輝くときかもしれません。




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