こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

生活保護世帯のエアコン貸付金・その後

2011-08-24 11:08:53 | 社会保障
東京都は生活保護を受給している高齢者世帯にクーラー購入設置費用として最大4万円を、この8月から支給している。国の制度の不備を補う措置として。

国の制度の不備とはこのブログでも以前にふれたように、「貸付を年金などの収入がある世帯に制限していること」。

生活保護は「困窮の度合いに応じて必要な保護を行う」ことによって、健康で文化的な最低限度の生活を保証するもの。だとすれば、熱中症対策という切実で緊急な対応に、同じ生活保護世帯のなかで差別があるのはどう考えてもおかしい。

全国生活と健康を守る会連合会がこの問題も含めて厚生労働省と交渉したことが同会の機関紙に掲載されている。それによれば厚労省は「保護費以外に収入のない世帯には貸付は認められない」の一点張りだったという。

そう言い放つ厚労省のお役人さんに、一日一晩、大阪の生活保護受給世帯が暮らすアパートで過ごしみて欲しい。

きょうはまた夏の暑さがぶり返し、しばらくは残暑の厳しさが続きそうだ。

憲法が国民に約束する「健康で文化的な最低限度の生活」は全ての国民のものでなければならない。
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