こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

救急医療の現場からの報告

2012-04-28 22:12:38 | 活動報告
泉佐野市社会福祉センターで開かれた泉州の地域医療を守る会の総会に参加し、記念講演で「大阪の救急医療について」のお話を聞きました。

講師は耳原総合病院副院長 救急医療に携わるドクターでもある田端志郎さん。

「救急医療崩壊」といわれる日本の現状、そのなかでも深刻な大阪の問題について。

12年間の間に、救急車の出動、患者の搬送は1.5倍近くに増えているのに、救急隊員の数は同じ12年間で8%しか増えていない。

泉大津市立病院も含む、2次救急医療に携わる病院の減少で、救急車が現場に駆けつけても受け入れ可能な病院を探すのに時間がかかり、時にはかなり遠方まで走らなければならない問題。


国際的にみて、圧倒的に少ない日本の医師の数。

政治の貧困、低医療費政策が作り出した医師不足が、救急医療の現場に深刻な矛盾となってあわられている。

その上に救急患者は「保険料滞納で保険証がない」「経済的困難で受診が遅れて手遅れ状態」など、講師は「救急外来は現代の『駆け込み寺』」と表現した。

泉大津の救急搬送の現状、市立病院の受け入れ態勢の問題など、きょうのお話を参考にして調査しなければならないと思う。

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2 コメント

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Unknown (JUN)
2012-04-28 23:49:18
こんばんは。私は、医療に詳しくはありませんが報道等でよくとりあげられる深刻な問題だと思います。病院の数自体は、たくさんあるが救急医療体制が十分でないこと、維持するためには多額の費用がかかり、病院自体の経営に関わること、治療による訴訟問題にかかわること、患者自身の常識のなさ、たくさんの要因があると思うので大変なテーマだと思います。
がんばってください。
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Unknown (ただち恵子)
2012-04-29 11:59:27
JUNさんへ

コメントありがとうございます。

「救急車でたらいまわし」「助かる命も救えなかった」というニュースは報道されても、根本原因になかなか目が向かない(向かせない?)ような気がします。

大きくは国の医療政策の問題、そして身近な自治体の救急体制、医療機関の問題。その両方について事実をもっと知らなければ、知らさなければ、と昨日は改めて考えました。

119番したらすぐ助けにきてくれる!・・・というのが神話になったら大変です。
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