こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

首相問責決議可決・・・「政党の姿」が見える

2012-08-30 13:50:28 | 日本共産党
昨日、参議院で日本共産党を含む7会派が提出した、首相問責決議が賛成多数で可決した。

「3党合意」を厳しく批判する決議に、自民党が賛成した。お昼のTV番組で、ある女性のコメンテーターが「自民党は反省したんじゃないですか?消費税増税は間違ってましたって。」と言った。もちろん冗談。しかし、自民党の態度表明に「スジを通す」なら、彼女の言うとおり、「反省」し、国民に謝罪する以外にない。
ところが「小さな違いで問責を通せなければ・・・」と居直る自民党総裁。消費税増税・社会保障改悪を「小さな違い」と言えるのは、一体どんな政治感覚か?!


「我々はスジを通した」という公明党。「賛成もできず、反対もできず。言い訳さえできず」で議場を去ることが、国民の代表として胸をはれることか?

問責を受けても「自民党が裏切ったのだから、解散総選挙は『近い将来』ではなくなった」と居直る民主党。政党間のかけひきしか眼中になく、その背景にある「民意」には、心が動かないのだろうか?

日本共産党の山下よしき議員の賛成討論は⇒コチラ

ほんとうに「スジの通った論戦」のできる党の一員であることに喜びと誇り、そして責任を感じています。

「中小野党」の7党の提出した決議が、国会の議決となった。
国会内での議席は少なくても、その背後に「巨大な国民の世論」があることの証明だ。

それにしてもこの「問責決議」はすばらしい。
短いものなので以下、転載しておきます。
決議をめぐる政党の動きや思惑、「造反」があったかどうか・・・等の報道はあっても、「決議」そのものが何であったのか?その報道はあまり目にも耳にも入らないように思うので。

首相問責決議

《本文》本院は、首相野田佳彦君を問責する。右決議する。

《理由》野田内閣が強行して押し通した消費増税法は、2009年の総選挙での民主党政権公約に違反するものである。
 国民の多くは今も消費増税法に反対しており、今国会では消費増税法案を成立させるべきでないとの声は圧倒的多数になっていた。
 最近の国会運営では民主党・自民党・公明党の3党のみで協議をし、合意をすれば一気呵成に法案を成立させるということが多数見受けられ、議会制民主主義が守られていない。
 参院で審議を行うなか、社会保障部分や消費税の使い道等で3党合意は曖昧なものであることが明らかになった。
 国民への約束、国民の声に背く政治姿勢を取り続ける野田佳彦首相の責任は極めて重大である。
 よってここに、野田佳彦首相の問責決議案を提出する。
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