こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

移動の自由は「人権」

2013-04-25 18:21:42 | 社会保障
4月19日、大阪枚方市の女性が「自動車保有を理由に生活保護申請を認めないのは違法」と訴えていた裁判で、大阪地裁が、女性の申請を認める判決を下しました。

処分しても資産価値のないクルマを保有していることで、歩行困難な人の生活保護受給を認めないのは違法だと断じた判決は、多くの人の心に希望の灯をともしたことでしょう。

行きたい所に、行きたい時に、自分の意思で行くことができる。
それは、「人間らしい生活」にとって大事な要素だと思います。

どんな場合でも、その人にもっともふさわしい方法で「移動の自由」が保障されることは、とても大切なことです。
ドア・ツー・ドアの送迎サービス、車椅子で通行しやすい道路環境、乗り合い型の循環バス、タクシー利用の補助など、様々な形を創っていくことは大きな課題だと思っています。

3年以上の裁判を経て、原告の女性にとっては「自分が保有するクルマを自分で運転する」ことが最も合理的な方法だと、明確に認められたことを喜びたいと思います。

弁護団と支援する会の声明を読み、枚方市に対して控訴しないよう求める要請文をダウンロードして、きょうお会いした相談者にも署名していただきました。

控訴期限は5月7日だそうです。

それまでにひとりでも多くの人に呼びかけたいと思っています。
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