こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

風の便り

2019-10-24 23:32:16 | つぶやき
今日、10月24日は亡き母の誕生日です。

命があれば今日で97歳。


いろんなことに興味をもって、新聞を丹念に読んでいました。


涙もろくてテレビを見ても、よく泣いていました。

泣き虫の自分を可笑しがって、笑いながら涙を流していました。


90歳を過ぎても「疲れた」とは言わずに、道端の看板など見るポーズをとって歩みをとめて休憩したりしていました。

そのことを、そっと私に打ち明けてくれました。「この歳になって見栄をはらなくてもいいのにねえ」と笑いながら。



思うようには仕事がはかどらないでしたが、それでも仕上げた仕事のそれぞれに、心を尽くしたことは確かです。

明日につながる今日と言う日が、まもなく終わります。



数日前に「非通知」の留守番電話のメッセージがありました。

私に対する「抗議」のような内容ですが、私がその方に直接迷惑をかけたわけではなく、「風の便りに聞いた」ことをもとにおっしゃっているようです。

「市民であり有権者」と名乗っておられますが、どこのどなたかわからず、「質問」の形をとったメメッセージに応えることもできません。

真意を確かめる術もありません。


今日は、そのことも亡き母と心の中で対話して、考えを整理することができました。

私の口から発する言葉が、相手の耳に届くとき、私が意図したとおりに伝わるとは限らないこと。

相手が私に向かって発してくれた言葉を、いつも私が相手の想いに添って受け止めることができているとは限らないこと。

難しいことではありますが、言葉を届けること、言葉を受け止めること。そのどちらも丁寧に、大切に・・・と心がけようと思います。


「非通知」の留守電メッセージに「なぜ?」という不快感も、「事実無根です」と反論したくてもできない苛立ちも当初はありましたが、考える機会を頂いたことには感謝しています。
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