こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

図書館整備検討委員会を傍聴

2018-11-15 17:54:10 | 図書館問題
第3回の図書館整備検討委員会を傍聴しました。

これまで、1回、2回とも日程が合わずに今日、初めて願いがかなって傍聴できました。


まだまだ・・・検討する課題がたくさんあるように感じました。


くすぶる疑問の数々。思いつくままに。

「駅前移転で新図書館」の政策決定がどこでいつされたのか?

図書館は教育施設、教育委員会で議論され、その議論のプロセスも公開されて、市の施策に反映・・・というのがあたりまえだと思うのですが、教育委員会での議論は「これから」ということらしい。


「図書館が駅前」というのが本当にベストなのか?

駐輪場の問題、子どもだけ行く場合の心配・・・駅前は誰にとっても便利な場所ではない。

こういう問題には、どう応えるのか?


駅前商業施設の空きスペースを市民が使える公共のフロアにすることはいいが、(そのための費用負担が不透明であることの不安はあるものの)、それがなぜ「図書館オンリー」なのか?

市民が自由に使える場所が今でも少ない、これから先の保障も全くはっきりしない。


そもそも図書館はなんのため?今日の議論を聞いていて「居場所」ということばがひとつのキーワードのようだ。

単に「読書をする」、「本を借りる」というだけでなく、人が出会う、学ぶ、新しいものを創りだす、集団でも一人でも心地よく過ごせる。「いろんな可能性」を図書館に見出し、それを「居場所」という言葉で表すことに共感もする。

しかし・・・とても違和感を感じる。図書館の機能のなかには、「資料の収集、保管、それを市民に提供する」という役割がある。

「全て開架式」という今日の提案はどうなんだろう?私のイメージの図書館とは違う。


「閉架図書」・・・日ごろは書庫に保管して、利用者の求めに応じて提供する書籍、資料は現在の図書館に残すという提案のようだ。

それは「図書館」と言えるのか?私には疑問。


カフェ、レストラン・・・の提案もあった。

「ちょっとお茶を」「おしゃべりしたい」というニーズはある。そういうスペースが「併設」してあることの魅力はあるが、それは図書館の本来の機能とは別物ではないのだろうか?


運営形態の議論もあった。


「公設公営」・・・つまり今後も市の直営で運営するということ。

それには賛成だが、それをコンサルの提案で、追認するような議論の形に違和感を覚える。

「公設公営」の場合のデメリットというのは、すべて雲影主体である市が解決、改善しようと思えばできることばかりだ。

市の姿勢としてまずはしっかりしないと。


他市の図書館との比較等から、今の図書館の人員配置、資料購入費が圧倒的に少ないという指摘があった。

これは私も同感。議会でも言ってきた。


まだまだあるが・・・。とにかく課題山積。軽々しく結論を出して欲しくないということを痛感した。
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