こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

ワタナベ・コウの日本共産党発見!!

2017-12-11 17:28:03 | 読書
日本共産党中央委員会発行の「月刊学習」に、書名と同じタイトルで連載中。2016年12月~2017年10月掲載分に一部修正・加筆して1冊の本になりました。

各テーマごとに掲げられた「参考文献」は、広く深く、著者がいかに熱意をもって「日本共産党」の研究をしてくれたのかが伺えるものです。

「40歳くらいまで選挙に行っていない」というワタナベさん。その理由は、「10代のころ、社会の矛盾に気づき、どう生きればいいのかを考え乱読するなかで、・・・どうして戦争を推進した反動勢力を継承している自民党が政権についているのか。しかも、選挙でその形勢はいっこうに変わる気配はない。自分なりに出した結論は、選挙に行っても社会は変わらない。第3次世界大戦が起こって地球は滅亡する。・・・」そこから生まれる政治的無関心。

そんな著者が一年間の連載を通じて二つの大きな発見をしたと本書の「おわりに」に書いています。「一つは、人類社会はよりよく前進しているということ。この発見は社会は変えられないと思っていた私の絶望感を払拭してくれました。」「もう一つは、個人を抑圧しない“新しい組織”が日本に存在したということ。」

「調べたり人の話を聞いて未知の物事を学ぶことが大好き」という著者が、文字どおり「曇りのない目」で見て聴いて考えて、こんな風に「日本共産党」を発見してくれたことは、この党の中にいる私たちにとってとても新鮮な感動です。


20歳の私が初めて「日本共産党」に出会ったとき。言い換えれば。「目の前にいる人が日本共産党員であることを知ったとき」。

それから1年近く考えて、自らその中に飛び込んだ時。

それはワタナベさんと同じ「二つの発見」の時でした。

「どうせ世の中変わらない」と思っていた私が「人類社会の進歩」に目を向けたとき。人類の歴史が紆余曲折はありながら「進歩」していくのなら、進歩の方向に自分の生き方を重ねたいと思ったのでした。

そして「組織に入って自由が奪われるのは嫌だ」と思っていた私が「真に自由であるために、手をつなぎあう組織もあるのだ」と思ったとき。自分が自分らしくあるためにこそ、この仲間たちと一緒に生きていきたいと思ったのでした。


今も続いている連載のこれからが楽しみです。







著者 ワタナベ・コウ(裁縫家、漫画家、イラストレーター)

発行所 新日本出版社
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