こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

シングルマザーと子ども支援サイト・・・シンママ大阪応援団

2015-06-03 22:56:24 | つぶやき
数年前に相談のあった、シングルマザーさんからメール。10日ほど前でした。

「お話したいんです」と。


私の都合、彼女の都合でお会いするのは、今日になりました。


久しぶりでお訪ねするのは、楽しみでもあり、少々不安でもありました。

最後にお会いしたときも、とても暗い目をしていたことを思い出すからです。


ドアを開けて迎えてくれた瞬間、声を聞き、不安が消えました。

「あのとき」とは違う、明るい声でしたから。

向かい合って話を聴きながら、その気持ちがもっと大きくなりました。

「あのころは、こんなに話してくれなかったよね」と思わず言いました。


暗い目をしていたあの頃から、さらに落ち込んで、そして大きな山を乗り越えてきたんだろうと思います。


「この子がいなかったら、どうなっていたか・・・」というように、何より我が子が生きる支えだったこと、そして、近くにお互いを見守りあって、一緒にご飯を食べたり、話を聞いてくれるシングルマザーの友達がいてくれたことも大きな支えであっただろうと思います。「生きていく」ためには、経済的支援だけでなく、見守る、寄り添う人がいります。

「まだまだ気持ちの凹凸が激しい」と言い、自分自身も出口の見えない問題も抱えながら、「死にたいって言う人がいれば話し相手になる」と言います。

「がんばれとは言わない。『私の話』をします。人は、自分より不幸な人がいると思うと安心する。私の“不幸話”で、救われる人がいるんならそれでいいと。」と。



「人の不幸話で救われる」というのは、「人の不幸を喜ぶ」ということではなく、「ああ、自分だけじゃないんだ」と思い、「なんとかなるかも?」と思えたり「人間、捨てたもんじゃない」と思えたりするんだろうと思います。

「どん底」だったことがある彼女だから、人の話を聞けるのだと思います。


「私は、自分の不幸を誰かのせいにすることだけはなかった。自分で選んで、自分で決めたことだから」とも言われました。


一人で抱えずに、助けを求め、差し伸べられた手に遠慮なくすがる時があっていい。

でも、「決めるのは自分」。自分で選び、その結果を受け止める覚悟を持ったら、人間は強いなぁと思います。



しっかりと前を見ている彼女に会えて「お会いできてよかった」とお礼のメールをしました。

以下、彼女が返してくれた返信メールより。

「こちらこそありがとうございました。

・・・・私の事で 『あ、自分より苦しい人いるじゃん! この人に比べたらマシだ』って思ってくれたら、それでも私はいいです。

苦しい人が少しでも救われるって気持ちが生まれて、笑顔を、いえ、笑顔でなくても笑みを浮かべて楽になってもらえたら嬉しいです。

心のなまりが軽くなったら、それ以上に楽なことはないですから。自分が本当にわかっていますから。


ただちさんが前に言ってくれた言葉・・・・【暗闇はずっと続かない】

私はそれを自分の力で明るくしていきたいとずっと思っていましたし、今でもそう思っています。・・・」


「心のなまり」を抱えて生きてきた彼女は、今、どこかで苦しんでいる人、目の前にいないどこかの誰かを思う、強くて優しい人です。



彼女に紹介したシングルマザーとこども支援サイト大阪社会保障推進協議会のHPより。



シングルで子育てしているお母さん、これから一歩踏み出そうとしている方、悩み迷っている方へ、「自分を大切に。あなたはひとりぼっちじゃない」と呼びかけるメッセージや、役に立つ制度の紹介、生きていくための知恵が満載です。

シングルマザーだけではなく「困ったとき」に役にたつ制度が丁寧に、わかりやすく紹介されています。









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