こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

人類生存の危機を乗り越えるために

2015-01-25 23:21:00 | 憲法・平和
泉大津9条の会の「日本と世界を考える泉大津教室100回記念講演会」は、用意された資料も椅子も足りなくなる盛況でした。



「戦後70年」の節目の年、首相が発表するという「談話」をめぐって議論がおこっています。

泉大津9条の会の代表世話人である青山政利先生のお話は「137億年前の宇宙の始まり」から。

安倍首相の「戦後70年」談話も、こんなスケールで考えてみて欲しいものだと思います。


原子や分子や「もの」は何もなかったところから137億年前の宇宙の始まり。

46億5千年前の地球の始まり。

40億年前の生命の誕生。

2億年前に哺乳類が

20万年前に、言葉を使う人間が生まれ

1万年前に農業を始めた。

   


そして250年前に蒸気機関を使い・・・・


今、地球上に生きている73億人の人間が、全て等しく40億年の生命の歴史を背負っている。


長い長い時間をかけて、受け継ぎ、創りあげてきた人類の財産を、わずか100年ほどの間に破壊し、枯渇させてしまおうとしているのが今だとしたら、

命の連鎖の先頭にいる私達の責任はとても重い。


「人類の生存」のために、大切にしたい3つのキーワードは「平和」「人権」「環境」。そして民主主義。




「命のバトン」を将来の人々に手渡すことができるのかどうか。




未来へ ~谷川俊太郎~

  道端のこのスミレが今日咲くまでに
  どれだけの時が必要だったことだろう
  この形この香りは計り知れぬ過去から来た


  遠く地平へと続くこの道ができるまでに
  どれだけのけものが人々が通ったことだろう
  足元の土に無数の生と死がうもれている


  照りつけるこの太陽がいつか冷え切るまでに
  目に見えないどんな力が働くのだろう
  私たちもまたその力によって生まれてきた


  人は限りないものを知ることはできない
  だが人はそれを生きることができる
  限りある日々の彼方をみつめて


  未だ来ないものを人は待ちながら創っていく
  誰もきみに未来を贈ることはできない
  何故ならきみが未来だから
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする