こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「流転の歌人 柳原白蓮」

2014-09-25 23:41:25 | 読書
「花子とアン」で、蓮子が戦争で子どもを亡くした母達にラジオを通して呼びかける言葉がずっと胸にある。


「可愛い息子を、戦争で殺されるために差し出す母親が、ひとりでもいるでしょうか?」


戦争が終わった9月、息子の帰りを待つ蓮子のとろこに届いた「戦死」の知らせ。

「命ある限り、平和の尊さを訴えていく」と言った言葉の通り、「国際悲母の会」「世界連邦婦人部」結成など、「平和運動の顔」として活動を続けた。

その中で詠まれた歌。

もろともに泣かむとぞ思ふ たたかひに子を失いし母をたづねて



巻末に 白蓮の長女、宮崎蕗姫苳(みやざき・ふき)の随想がある。


著者;馬場あきこ・林真理子・東 直子・宮崎姫苳

発行所;NHK出版

コメント (2)
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