こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

高速道路の上はみどりのオアシス

2013-05-06 22:23:13 | 環境・ごみ問題
朝から、森下議員の運転する車で阪神高速湾岸線の自動車騒音・粉塵の被害に苦しむ、なぎさ府営住宅の住人のみなさんとともに、枚方へ向かいました。

第2京阪国道の道路公害に対し運動をしてきた「二国・枚方ブロック解散総会」に参加するためです。

第2京阪国道の建設計画の当初から、2010年の全線開通を経て今日まで、半世紀近くにわたって道路公害から住民の暮らし・環境を守る運動をねばり強く続け、その結果大きな成果を残しての「解散総会」です。
その様子は森下議員のブログで詳しく紹介してくれています。

枚方・交野・寝屋川にまたがる沿線住民7500世帯の大きな運動でした。当初は「ここに高速道路はいらない。静かな住環境を守れ」と「建設反対」を掲げましたが、事業の進捗のなかで「高速道路の利便性と住環境を守る」ことを両立させる建設的な提案へと発展。行政も味方につけ、建設事業者とも連携し、実現したのは「実効性のある遮音壁。道路の上にフタかけし、その空間を活用して4つの公園と3つの集会所をつくる」という画期的なものです。





この下に高速道路が走っているとは、説明を聞かないとわかりません。
道路の上を公園にすることで、高速道路によって分断された地域をつなぐ役割、災害時の一時避難所としての防災拠点ともなっています。


あきらめず言い続けること。世論に広く訴えること。それによって行政・市役所と敵対するのではなく、いっしょに府や国に働きかけること。
・・・住民運動の大原則を、あらためて学ばせていただいた思いです。

なぎさ府営住宅の住民の皆さんからは、「年間を通じて窓を開けられない。」「騒音でテレビの音も電話の声も聞こえない」「粉塵で、朝、昼、掃除をしてもすぐに真っ黒になる。」という声をお聞きしています。
夜の静かな眠りや、家族団らんのくつろぎ、窓から入る自然の光や風。それらを奪い、「がまんしろ」という権利など誰にもありません。



帰路、住民運動がつくったシェルターで覆われた「騒音も粉塵も撒き散らさない高速道路」を見上げました。





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