自分こそ正しい、という考えがあらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。これほど馬鹿げていて根拠のない考えはない。

　報道ステーションで富川悠太アナウンサーは、「そもそも森友問題では８億円の値引きがなんで行われたのかもわかっていないですし、昭恵夫人の写真を学園側が見せたときの交渉記録がなぜないのかといった疑問が数々残っていますから、これで幕引きとしては絶対にいけないですね」と述べています。

　冨川アナウンサーのこの発言は、司法の判断を無視し大量の資料を無視した発言です。
　森友問題での８億円の値引きの理由は判明しています。
　
　学校法人・森友学園が取得を予定していた国有地のごみの撤去費用は、国有地で学園が計画していた小学校の建築工事を請け負っていた建設業者の見積もりだと約９億８千万円であったそうです。
　この試算は、大阪地検特捜部に提出されていて大阪地検特捜部もこの試算に合理性を認めているそうです。
　もし、学校法人・森友学園が取得を予定していた国有地を買うとするならば、土地の評価額＋ごみの撤去費用の約９億８千万円かかるということになります。
　これがその土地に最初からごみが埋まっていると明言されているならば、構わないのです。
　しかしごみが埋まっていないという前提で交渉が行われて、途中でごみが埋まっていたと判明したならば或いは交渉が成立した後でごみが埋まっていたと判明したならば、ごみの撤去を国で行うかごみの撤去費用を値引きするかどちらかをしないと訴訟を起こされることになります。
　学校設立のスケジュールはタイトで国がごみの撤去を行った場合に学校設立のスケジュールを遅らせたならばやはり訴訟を起こされることになります。

　朝日新聞社をはじめとした各メディアが最初に報じた「森友学園側は不当に安い金額で土地を取得したのではないか？」という疑義は完全な誤報です。

　これは騒ぎが始まる前から有識者達が主張していました。
　騒ぎになる前に調査を行った人達がいて、その人達は「首相の関与を示すものは存在しない」と述べていました。

　大阪地検特捜部が捜査を行って出した結論をテレビ朝日は完全無視するということなのですね。
　そして大量に存在する資料が示すものをテレビ朝日は完全に無視するということなのですね。

　或いは、大阪地検特捜部が捜査を行って出した結論がテレビ朝日は理解できない低能であるということなのですか？
　そして大量に存在する資料が示すものをテレビ朝日は近い出来ない低能であるということなのですか？

　何処に疑問が存在するのですか？
　国会の場で論じなければならない議題は存在するのですか？




　富川アナウンサーのこの発言は、司法の判断を無視し大量の資料を無視した発言です。
　それとも、司法の判断を無視し愚弄し大量の資料を無視している富川アナウンサーは捜査をした大阪地検特捜部が持っていない証拠を持っているとでも述べるつもりなのでしょうか？
　そうであるならば、富川アナウンサーは証拠を示してください。今すぐに。

　司法の判断を無視し愚弄し大量の資料を無視して「そもそも森友問題では８億円の値引きがなんで行われたのかもわかっていないですし」と主張するならば、その根拠を示してください。
　報道ステーションには説明責任が発生しています。
　責任を果たしてください。
　お願いします。